　３月１０日(※執筆時)、KAC20212のお題が発表されました。２回目のお題は『走る』です。まぁキャラを走らせればいいので割と簡単なお題ですよね。

　前回の話から連作短編にするのは『魔法少女あいす』だけにして、残りの２作品はその都度新規で話を考える事にしました。KAC2020と同じパターンですね。KACで挑戦した全作連作短編と言うのはやっぱきついかなーと。

　そんな訳であいすの2話ですが、あいすが魔法が使えないと言うのを動機にしてみました。魔法を使うにはまず体力をつけようと言う展開です。そこから連想していく事で割とスムーズに話は出来上がっていきましたね。モンスターがミノタウロスなのは闘牛のイメージです。とにかく走らせたかったので。

　最後のオチがトリなのは、アレ以外に落とせなかったからですナ（汗）。

　魔法少女あいす　2話　まずは体力をつけよう

　https://kakuyomu.jp/works/16816452219019936314/episodes/16816452219057863406

　２作目は走るのがテーマと言う事で、常に走り続けるキャラの話にしようと思いついたのがロードランナー。常に走り続けるって呪いだよなあと言う事で、呪われたお嬢様のキャラが出来上がります。そこからお嬢様を助けるキャラが生まれ、そのキャラが使うアイテムもまたロードランナーのライバルしかないなと言う流れに。展開的に王道ですけど、書いていて楽しかったですね。

　お嬢様が大人相手にも負けない脚力と言うのは、ギャグ漫画のテンプレですね。うる星やつらでしのぶがむっちゃ怪力だったりするやつ（例えが古い）。あのノリでございます。リアルに考えちゃダメ。

　超高速お嬢様

　https://kakuyomu.jp/works/16816452219019936314/episodes/16816452219058322369

　3作品目は、変化球の話にしたくて頑張って頭を捻った作品。走る意味を試練と言う事にして、どう言う試練がいいだろうかと考えていたら猫が思い浮かびました。私も猫が好きだし、猫のために命を張れる人も多いだろうなと言う事で。

　短編でもピンチシーンは必要だろうと言うポリシーがあるので、この話でもしっかりピンチにはなりますが、最後はギャグっぽく落としてみました。

　猫をさがして

　https://kakuyomu.jp/works/16816452219019936314/episodes/16816452219065257892

　個人的に一番気に入ってるのは『超高速お嬢様』ですね。単独の短編で発表したなら、タイトルから読んでくれる人も一番いそう。でも残念、オムニバス短編の中のひとつだからあんまり読まれていないのでした（涙）。