第1話集落にて

鬼族とは、見目麗しく大変長命だ。また、稀に特別な術が使える者が現れるそんな一族だ

鬼族の集落はいくつかあり、そのひとつに生まれた鬼女のソレイは術が使える者ということで、生まれたときには三日三晩続くお祭りが行われた。やがてソレイは、巫女として担ぎ上げられ、そんな村を窮屈に思っていた。

人間たちの国は、自由と聞いてソレイは人間たちの国に強く憧れを抱くようになった。


ソレイが成人を迎えた年の頃集落の巫女とあって大人たちは朝方まで酒を浴びるように飲み眠ってしまった。そんなとき狙って来たかの様に、人間たちが現れ鬼族の住む恵まれた地を狙って襲ってきた。

鬼は人間たちよりも身体能力が高く、人間たちに負けるはずもなかったが、酒を飲みすぎたせいで正常な判断ができず、あっと言う間に負けてしまった。

ソレイには5つ年上の兄がいたため私と一緒に逃げ、他の鬼の集落に向かったが他も同じように、人間たちのものになっていた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

この世の絶対的な悪となる。 りおち @999chiyomatsu999

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ