念入りな史実調査、確かな筆力!最後は鬼(私)の目にも涙でした!
- ★★★ Excellent!!!
日本史の【謎】の四番バッター(と私は思っている)『本能寺の変』
作者、春野わかさんの描く本能寺は、まさに虚実皮膜で、
「これが真実なのでは?」とぐんぐん物語世界にひきこまれます。
今までどの『本能寺』より、せつなく、美しく、余韻がなかなか消えません。
愛と死が一体化した『本能寺の変』
信長と蘭丸の運命の出会いが猜疑、妬み、嫉みを生んで、
稀代の英雄の死を無垢なエロスが彩ります。
全宇宙の信長ファン、全世界の蘭丸ファンにぜひ読んでいただきたい、
永遠の愛の物語です。