ボドゲ世界に転移しちゃう系女子とボドゲ好き男子がただボドゲで遊ぶ

作者 くれは

36

13人が評価しました

★で称える

レビューを書く

★★★ Excellent!!!

全部読み終わってからレビューを書こうと思ってましたが、限界なのでもう書きます。
何が限界かって? この二人のもだもだ感への私の尊み閾値がだよ!

ヒロインの特殊体質、それはボードゲームの世界に入り込んでしまうこと。
幻想的なボードゲームなら幻想的な世界へ、海外旅行がテーマのボードゲームなら海外の街へ。
ゲーム世界へフルダイブして、世界観に包まれながらゲームを実体験していきます。
ゲーム紹介系作品の中でも、このゲームの世界に入り込むという設定が、素敵な雰囲気作りをするとともにゲームへの没入感を深め、自分も遊んでみたいと思わせてくれます。

そして何より、女の子と男の子の絶妙な距離感! もだもだ感!
作者紹介文では(恋愛要素をほんのりと添えて)とありますが、そんなパセリみたいなもんじゃないですよなんならこっちがメインディッシュですよ!
例えるならおいしいステーキ屋さんに入って「お肉の味を引き立てるおいしいワインです」って注がれたワインがしれっとロマネ・コンティだったレベルですよ!
※空何は下戸です

とっても素敵で、わくわくして、もだもださせてくれるお話です。
みなさんも是非、この世界を堪能してみてほしいです。

★★ Very Good!!

 雰囲気があります。

 ボドゲのことはほとんど知りませんが、何となく読んでいるうちに、いつの間にか登場人物たちと一緒にボドゲの世界へ入り込んでしまいました。
 文章が堅実で安定していて、ストレスなく読み進めることができました。
 ちょっとずつと思っていたのに、途中やめができなくてついつい先へ進んでしまいます。

「インスト(説明)」の時点でよくわからなくても、プレイの進展を読むとよくわかる…わかるというか、「こういうゲームなんだな」という要点がすんなり入ってきます。
 いろいろなタイプのボドゲが出てくるのも、それによってヒロインの動機が変わるところもいいですね。

 ふたりの関係性については、あまり波風立てずに穏やかなまま進んでほしいと思いつつ、この先変化がなかったらなかったで退屈に感じるのかな、とも。わがままです。すみません。

 なんにせよ、続きを楽しみにしています。

★★★ Excellent!!!

ボドゲを遊ぶと、その世界の中に転移してしまう女の子、大須瑠々ちゃん。そして、ボドゲ通の男の子、角八降くんの二人が主人公の物語。ボードゲームの中の世界を直接味わえるなんて羨ましいかぎりの能力ですが、大須ちゃん本人はホラーなゲームを怖がっていたり、いろいろ不安もあるみたい。そこを、角くんが優しくフォローしながらボドゲの世界を案内する、というのが本作の流れ。
パリの街の夜景を愉しむ「パリ─光の都─」。氷に穴を空けて釣りをする子供向けの「カヤナック」。やさしい雰囲気のゲームを、ふたり協力しながら遊んでいく、ふわっとした雰囲気が楽しい作品。これからどんなゲームに挑戦していくのか、そこも楽しみな一作です。

★★★ Excellent!!!

ボードゲームの世界に転移してしまう大須さんと、そんな彼女と一緒にボードゲームをする角くんのお話。
描写が美しくて、ボードゲームというものの深みを感じます。実在するボードゲームを、その世界で楽しむ様子はワクワクしますし、ゲームなので手番になると悩みながら選択していく様子はとてもリアルです。わたしはほんのちょっと将棋をするのですが、「長考」はとてもよくわかるやつです……。
楽しい世界で大須さんと角くんが遊ぶ様子、これからも楽しみにしています!