どうでもいい僕にとってもどうでもよくない物語だった件

小道具に謎の古代生物「スミロドン」を扱う辺り、
いい意味で曲者感が満載の今作だが
スプーンの考察から始まって、伸びた背丈の比較
大事な時に機能しない文房具、自然界の青について
生命倫理に触れる回や
上記のスミロドンについても言及がなされ
僕は楽しみもって、1話毎に意見をしたためて行った。

主流になりつつある3桁連載とは無縁の
優しい読切サイズで
僕もこれ位の尺で主張を留めようと思った程。

短過ぎても味気ないが
長編過ぎると萎えるのは定石。
シリーズ化を視野に入れるなら、連作も一興だが
その辺は固定読者との信頼関係だと思う。

testtestさんを知るには、
充分過ぎる参考資料となった。
明日も作品を拝読させて頂きたい。

ゆとり世代っぽいことを最後に記すが
関わった全ユーザーが
書籍化、配信決定に漕ぎ着けることを
心から願いたい。
「次世代のベストセラーは、あなたが書くべきです!」

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