048 設定集(ゲーム)
*作中に登場するFPSゲームの初期設定集(一部)です。本編ではありません。
*本作(この設定集を含みます。)は、フィクションです。実在の団体等とは一切関係ございません。
*作品の内容に関する記述(ネタバレ)を含みます。ご注意ください。
1.FPSについて
FPSは、作中において「世界三大ゲーム」の一つに数えられる、戦略・格闘系のゲームです。ルールはシンプル。100種類をこえる技を駆使し、相手キャラクターのゲージを0にすれば勝利です。世界中で大会等が開催されており、総プレイヤー数は3億人をこえると発表されています。
1-1.プレイヤーズカード
FPSをプレイするためには、プレイヤーズカードの作成が必要となります。戦績やキャラクターのデータ等については、サーバーに保存されているため、プレイヤーズカード自体はプレイヤーの認証にのみ使われます。発行には手数料が必要です。
1-2.キャラクターの設定
キャラクター間に能力等の差はありませんが、服装や髪型等を変更することができます(一部の服装や髪型の設定については、別途料金が必要となります。)。変更された情報はサーバーに保存され、プレイヤーズカードと紐づけられます。
1-3.操作方法について
プレイヤーが選択できる動作は、次のとおりです。
①移動
左右に傾けることのできるバーを使い、キャラクターを移動(前進・後退)させることができます。前進に比べ、後退のスピードはやや遅めに設定されているため、注意が必要です。また、相手キャラクターから距離を取り続けた場合(攻撃が当たらない距離に移動し、かつ、相手に有効となる攻撃を一定時間使用しない状態を指します。)、一定時間ごとに自らのゲージが減ってしまうペナルティ(リードしているプレイヤー側に優先的にかせられます。)があります。
②通常攻撃
丸いボタンで通常攻撃ができます。使用回数に制限はなく、連続して出すことも可能です。ただし、与えられるダメージが少ないため、次で紹介する技を主軸に対戦されることをおすすめします。
③技
対戦開始前に、プレイヤーは4つまで技を設定することができます。攻撃系・防御系・特殊系の技があり、それぞれにより細分化された分類がされています。
技は非常に強力ですが、「使用回数の制限」と「一定時間経過するまで再使用できない制限」がつけられています。これらの数値は、技によって異なります。なお、これらの情報は自分の画面にのみ表示されており、対戦相手の画面には表示されていません。
技は1から4までの番号が書かれたボタンを押すことで、使用することができます。どの番号にどの技を設定するかは、自由に設定することができます。また、よく使う設定はサーバーに保存されているため、同じ設定を使う場合には、こちらをご利用ください。
④ガード
四角いボタンを押すことで、一定時間、ガードすることができます。ガード中は一定量までダメージを軽減することができます。
⑤回避・カウンター
キャラクターの移動に用いるバーを、素早く後退方向へと倒すことで、回避行動をとることができます。相手の通常攻撃や技に対して、タイミングを合わせて回避するこができれば、ダメージを受けません(一部、回避ができない技も存在します。)。
回避に成功すると、相手は攻撃を失敗した状態となります。この状態で通常攻撃を選択すると、カウンター攻撃を放つことができます。カウンターによるダメージには、一定の倍率がかかります。
1-4.対戦
対戦時間は2分30秒です。この時間を過ぎても決着しなかった場合、ゲージの残量で勝敗が判定されます。ゲージ残量が同じだった場合には、30秒の延長戦が開始します。それでも決着がつかなかった場合には、引き分けとなります。
1-5.技の一覧(一部)
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「燃え盛れ…炎陽!」
キャラクターが炎を纏い、周囲に赤い花びらが舞う。一瞬の静寂の後、光が一閃。炎のなかから漆黒に染まった刃が姿を現し、一瞬のうちに斬撃をあびせる。攻撃力が高く、ほぼ全てのプレイヤーが選択する技の一つ。
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「風乱れて桜降る…春霞一閃!」
攻撃力は低いものの、攻撃までの時間がランダムに設定されているという特性がある。このため、相手のガードを崩しやすい技とされている。使用可能回数も多く、扱いやすいことから、多くの技構成で採用されている。
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移動速度を強化する。
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「氷解の訪れ…桃花水!」
1分間限定で、技の再使用までにかかる時間を短縮することができる。効果持続中は、淡い光がキャラクターを覆う。
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「舞えっ!桜吹雪!」
5連続の攻撃技で、吹き飛ばしの効果がある。一撃でも受けてしまうと回避できなくなるため、初撃を回避するか、ガードで耐える必要がある。
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「散れ…残花の雫!」
桜吹雪に連続する形でなければ発動できない、専用技。桜吹雪が命中した数(ガードされていた場合にも命中としてカウント)に応じてダメージが上昇する。
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「線上に揺蕩う粒…霰覆し!」
相手キャラクターを中心に、往復した連続攻撃を与える。技の途中で別の技にスイッチすることができる反面、無敵時間が設定されていない。
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全ての技のなかで、最大の基本ダメージ量をほこる。モーションが長めに設定されており、回避しやすい技となっている。
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相手キャラクターを状態異常にする、回避不可の特殊技。10秒ごとに継続したダメージ(総量として3分の1が上限)を与える。
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自分のキャラクターを状態異常にすることで、全ステータスを上昇させる。
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「備えるは何れ…?…承った!」
相手の攻撃技を予測し、備える。技の使用後、相手は攻撃技を一つ選択しなければならない。正解ならば当該攻撃を無効とし、同じ技で反撃することができる(ダメージは倍となる。)。不正解だった場合(相手が攻撃技を有していない場合を含む。)には、一定時間行動不能となる。
1-6.無敵時間
攻撃中に発生する、外的要素を受けつけなくなる時間を指します。主に攻撃モーション中(刀を振るっているタイミング等)に設定されており、あらゆる操作を受けつけなくなります。また、ダメージ等も受けつけません。
(作中で登場したジーン選手の戦術は、この無敵時間を相手の攻撃に合わせることで、システム的にダメージを無効とするものです。前述のとおり、技にはそれぞれ「使用回数の制限」が設定されており、ダメージの大きい技ほど使用できる回数が少なくなります。ジーン選手はこれを利用し、相手の技の使用回数を削り切るという戦術を採用しています。)
2.カウンターの詳細
FPSでは通常攻撃や技を回避することができます。一部の技を除き、回避可能なタイミングが設定されており、そのタイミングに合わせて回避行動をとることで、回避することができます。回避に成功すると、相手は攻撃が失敗した状態となり、行動が制限されます。そこに合わせて通常攻撃を放つことで、カウンターが成立します。
2-1.カウンターの要件
カウンターを発動するためには、相手の攻撃範囲内に入っている必要があります。距離等の関係で、そもそも当たらない攻撃を回避したとしても、カウンターにはつながりません。なお、カウンターはあくまでも通常攻撃の一つですので、通常攻撃が届かない位置からカウンターを放つことはできません。
また、カウンターにつなげるためには、完璧なタイミングでの回避が求められます。技によってそのタイミングはさまざまですが、回避不可と明示されていない技以外には、必ず設定されています。
2-2.カウンターのダメージ量
カウンターは通常攻撃の一つですが、ダメージ量に補正がかけられています。補正値は回避に成功した技によって異なり、基本的には高威力な技を回避するほど、高いダメージを与えることができます。
2-3.カウンターの回避
カウンターが成立する状況では、回避を含めた全ての行動とることができません。このため、カウンターを回避し、カウンターするということは不可能です。同様に、カウンターをガードすることもできません。
Frame per Second くるとん @crouton0903
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