【邯鄲の匣】あとがき

▼『邯鄲の匣』

https://kakuyomu.jp/works/16817330650224159100


 というわけで、上記短編のあとがきです。


 近況ノートにも書いた「準備中企画が中編ばっかりでカクヨムコンに出せねぇなぁ。何かあったら短編で出そうか」という流れで書き始めたんですが、結果としてハイテンポで進め、これ以上削ったら良さが消えるぞってくらいまで削っても一万四千……。


 やっぱ諦めてそのまま公開しました! ←


 中身のネタ、もともとは『仏図澄さん!』の新エピソード用に考えていた複数のネタを組み合わせた物だったんですけど、内容の重さから「ジジイの一喝」でサクッと終わらせるのは勿体ないと思い至り、こうして独立短編にした次第です。

 ジジイの一喝で終わってたら確かに一万以下に収まったけどさ!


 そして冉閔の胡人大虐殺を主題にした『屍山血河の国』に登場した、道士の殷九叔さんと、『仏図澄さん』でも登場している道安くんが共演するという、ユニバース的な共演もファンサポイントですな。


 あと名前と封土以外は全く史書記述がない超マイナー人物である前燕の蘭陵王こと慕容秀くんですが、本編読んだ方なら分かる通り、後漢光武帝・劉秀と同じ諱と言う事での人選ですね。

 同じ蘭陵王でも、北斉の蘭陵王(高長恭)とは知名度が段違いすぎて泣けますな……。

 そんな高長恭ファンが怖いんで「蘭陵王」タグは付けてないです()


 内容としては(時系列的な意味での)前作『屍山血河の国』と同様、本質が「悲しみの怪物」ですね。

 その意味では後日談にしながらテーマとしては同じ事をやってるわけですな。


 などなど語りましたが、カクヨムコンとは無関係という(結果論ですが)お祭りに背を向けている突発作品なわけですが、お気に召していただけたなら幸いですー。






  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

雑記置場 水城洋臣 @yankun1984

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る