8月27日[金] 養殖モノのたい焼きのエサやりのバイトについて

 月曜から一週間、海辺の養殖施設で、たい焼きへのエサやりのバイトに勤しんでいた。


 養殖モノのたい焼き事情は(6/11の日記でも書いているが)たい焼き屋さんから聞いて知っていた。


 コロナの影響は改善されるどころかますます悪化しているようだ。大都市圏への供給が激減しているのは聞いていた。今回新たに知ったが、ホテルや旅館、料亭などの地元大口も減っているらしい。

 本来ならば、とうに出荷されているはずのたい焼きは、出荷待ちの間に巨大なサイズに成長し、生け簀で泳ぎまくっていた。6月に食べたたい焼きよりも、更に大きくなっている。


 今回のバイトは、そんな巨大たい焼きへのエサやりだ。エサは当然だが、砂糖で煮た大豆である。

 今日も、汗にまみれながら大鍋で大豆と砂糖を湯がいた。生け簀にそれを撒くと、巨大たい焼きたちが水しぶきを上げる。全身海水まみれになりながら一日かけてエサを撒く。


 まかないも当然、大きなたい焼きである。この五日間で、たい焼きは一生分食べた気がする。今はもう見たくもない。

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『Liary〈ライアリー〉~さんぱち はじめの嘘日記』 さんぱち はじめ @381_80os

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