番外編3 こいこいミニチョコチキンレース
EX3 アイドル手毬は花札が強い
京都の花札屋と言えば言わずと知れた老舗であり、現代においては誰もが名前を聞いたことがあるであろう世界的な大企業である。
今となってはコンピュータゲーム事業の方でばかり名前を聞くことが多いが、花札やトランプの製造販売は今でも続いており、意外な所でその名前を目にすることがある。
「うわ、任天堂の花札だ」
地方ライブの遠征中の宿でのことである。
温泉に入って食事を終え、心地よい倦怠感とともに布団に寝っ転がっていた所で、私は件の企業が販売している花札を見つけて、思わず声に出した。
それに真っ先に反応したのは、布団に寝っ転がってゲーム機で遊んでいた手毬ちゃんだった。
「え、任天堂?」
彼女は手に持っていた携帯ゲーム機を一旦停止させ、上半身を起こしながら私の方を見た。
「み、見たい。任天堂の花札。実物、初めて見る。すごい、本当にあるんだ」
「意外な所で食いついてきたね……いや、まあ手毬ちゃんはゲーム好きだから意外でもないのか」
我らがユニット・ライアーコインの末っ子、
このゲーム好きというのが少し不思議で、彼女がやるゲームは、いつもひと世代前のものだ。
例えば、今しがたまで彼女が手に持っていたゲーム機は、最新ハードのSwitchではなくDSである。レトロゲームと言うほど古くは無いが、ひと世代前でブームは過ぎ去ったハードを彼女は好んで遊んでいる。
本人曰く、旬が過ぎたゲームの方がたくさん遊べてお得なのだとか。
さて、そんな準レトロゲー愛好家の手毬ちゃんは、私が見つけ出した花札に食いついてきた。
遊戯品を貸出してくれる旅館は多いが、各部屋に一式揃っていることは珍しい。今私達が泊まっている部屋には、今見つけた花札を始め、トランプ、オセロ、将棋と遊ぶものには困らない。もはや寝るなと言っているようなものである。
「手毬ちゃん、花札やったことあるの?」
「う、うん。プラスチックの安いのだけど、家で妹とよく、こいこいをやってたから」
家族で花札とは、なかなか珍しい家庭だ。
いやまあ、私も伯父と花札ばかりやってた時期があるから、あまり人様の家庭のことは言えないんだけど……。ちなみにうちでは、オイチョカブが一番定番だった。遊びに来たトラおじちゃんに、よくお菓子を巻き上げられてたっけ……今思い出しても最悪だなあのオヤジ。
私が過去の恨みに思いを馳せていると、スマホゲームに興じていた
「へぇ。みゃー姉もてーちゃんも花札出来るんだ」
「ん? も、ってことは、夏恋ちゃんも?」
「ふっふーん、これを見なさい!」
そう言いながら、夏恋ちゃんはスマホの画面を見せつけてくる。彼女が生活を犠牲にしてまでハマっているスマホゲーム、ナイツプリンスが映っている。その中のミニゲームのようだったが、どうやらそれが、花札のようだった。
「前に、エイプリルフール企画で実装された花札ゲームが思いの外評判が良くて、たまに復刻イベントが開催されてるのよ。それで、こないだ行われたイベントでランキング98位、上位入賞よ!」
「おー」
アクティブユーザーが何万と居るゲームで上位入賞とは、なかなかの実力だ。
……いやまあ、単純に花札をガチでやり込むようなナイプリユーザーが、全部で百人くらいしか居なかったという見方もできるんだろうけれど。
花札。
日本の古き良き遊具であり、広義の意味ではカルタの一種だ。
四十八枚一組で、一月から十二月までそれぞれ四枚ずつ、月折々の花模様が札に描かれていることから、花札という名前で呼ばれる。
元々はポルトガルからやって来たトランプが発祥で、西洋のカードゲームを日本風にアレンジしたものが花札であると言われている。それもあって、かつてはすごく親しまれた遊戯だったらしいのだけれど、現代では様々な理由からあまり遊ばれなくなっている、不遇な遊具でもある。
あまり遊ばれない理由の一つに、札を覚えるのが大変だということがあるけれど、なんと偶然にも、この場に居る三人が全員とも花札経験者と来た。
これはもう、遊べと言っているようなものだろう。
「遊んで見る? 花札」
「いいの!」
ぱぁっと、手毬ちゃんの目が輝く。うわ、眩しい。なんて純粋な目で見てくるんだ。花札と言えば賭け事だろうと、幼い私に強制的にお菓子を賭けさせてきたトラおじちゃんに見せてやりたい。いや、でも手毬ちゃんみたいな純粋な子をあのイカサマ野郎と会わせる訳にはいかないか。手毬ちゃんにはこのまま純粋なまま生きていて欲しい。
まあそれはそれとして、遊ぶなら何かしら賭けた方が楽しいのは確かだけどね。
「じゃあさ、せっかく勝負するんだし、何か罰ゲームでも決めよっか」
「うん。いいよ、勝負だね」
思いの外簡単に快諾されてしまった。
「あ、それじゃそれじゃ、あたしからてやーん」
なんと夏恋ちゃんも乗ってきた。
そうして数分後。
準備されたのは、大袋に入れられたミニチョコレートの包の山だった。
ファンからの差し入れで貰ったは良いものの、夜中に食べるにはなかなか勇気がいる、チョコレートという魔物である。
さすがに遠征中にニキビが出来るのはまずいと思い、みなが合意の上で封印していたものだけど――夏恋ちゃんはその封印を解いてしまった。
負けた子が得点差に応じてミニチョコをひと粒ずつ食べていくという、デスゲーム。
罰ゲームとは言ったが、なんて悪魔みたいなことを考えるんだ、このガチャ廃人の二次オタは!!
「んじゃま、仁義なきチョコレート押し付け対決ね」
明日もライブがある身としては、真面目に負ける訳にはいかない戦いになってしまった。
私たちは真ん中の布団に集まって円を作る。代表して私が花札をシャッフルしながら二人に尋ねる。
「三人でやるとしたら、花合わせが良いかな? ふたりとも、やったことある?」
「あたしは無いわ! 花札はこいこいじゃないの?」
「えっと、わたしはちょっとだけ……でも、点数はこいこい基準で、ルールもちょっとこいこいに寄せたローカルルールでなら」
胸を張って答える夏恋ちゃんと、申し訳無さそうにシュンとする手毬ちゃん。
花札、こいこいしか知られてない問題。
あるあるなので、私はすぐに切り替えた。
「それじゃあ、勝負はこいこいにして、総当たり戦にしよっか。一試合のゲーム数は半分の六ヶ月戦で、得点差に応じてチョコを食べる。これでどう?」
異論はないようだった。
最初は私と夏恋ちゃんの勝負となった。
ここで、こいこいについて簡単に説明しよう。
花札は各月の札が四枚ずつあって、季節の花が描かれている。
一月は
月札の四枚には、花と一緒に動物や短冊などの絵が入っているものと、花の絵だけのものがある。花以外の絵が書かれているものは点数が高く、花だけの札はカス札と呼ばれる。
それぞれの札に描かれた絵柄によって点数が変わってくるので、それを覚えるのが最初は中々難しいのだけれど、こいこいではそれを少し簡略化し、特定の組み合わせで役を成立させて、その役の得点のみを計算する。
例えば、赤い短冊が描かれた三枚を集めたら『赤短』という役で5点。
猪、鹿、蝶が描かれた札を集めて『猪鹿蝶』という役、5点と言った具合だ。
こいこいでは、場に八枚のカードを置き、プレイヤーはそれぞれ手札を八枚ずつ持つ。
プレイヤーは交互に自分の手札を場に置いていくのだけど、その時に、同じ月の札があればその二枚を獲得することが出来る。その後、山札から一枚めくって場に置く。この時にも同じ月の札があれば、その二枚を獲得することが出来る。
こうして札を獲得して行き、特定の札を集めて役を成立させていくのが、こいこいだ。
こいこいでは、役を成立させた時点で勝負をやめるか続行するかを決めることが出来る。続行する時は「こい」と宣言し、相手のターンに移る。こうして得点を更に重ねるチャンスを得ることが出来る。
ただし、「こい」をした後に相手が役を成立させてあがり止めをすると、自分に得点は入らない。あくまで最終的に役を成立させて終わらせたプレイヤーの得点が加算されるのだ。
役ができるまでを一戦として、それを十二回戦行うのが、こいこいの十二ヶ月戦である。今回は、その半分の六ヶ月戦をひと試合にすることにした。
まずは私と夏恋ちゃんの対決である。
夏恋ちゃんはゲームで花札を覚えたためか、やはり最初は少しおぼつかないところがあった。しかし、役についてはしっかり覚えているようで、最初の数戦は速攻であがり止めをした。
対する私は、チャンスを見つけて連続得点を重ね、後半で逆転をすることが出来た。まあ、あまりにも圧勝だと可哀想なので、いい勝負が出来るように調整をしたのだった。
「うぅ、四点差……悔しいぃぃぃぃぃ」
言いながら、夏恋ちゃんはミニチョコの包を四個取って、チョコを口の中に入れていく。
こいこいの戦略としては、安い役で早めにあがって相手の得点チャンスを潰すか、もしくは手札が良い時に全力で得点を重ねて相手を突き放すか、大きく分けて二種類の戦略がある。
自分の手札と場の札を見比べ、相手の手札を推察しながら適切な行動を選ぶ。それが花札の駆け引きであり魅力でもある。
次の対決は、夏恋ちゃんと手毬ちゃん。
さてさて、勝負の結果は――
「ぴえん」
夏恋ちゃんが鳴き声を上げた。
夏恋 5点
手毬 54点
「よ、四十九点差……四十、九個……」
呆然とした顔で点数差を見る夏恋ちゃん。そんな彼女に、手毬ちゃんは「ご、ごめんね。無理して食べなくていいよ」となだめようとしている。
しかし、一度決めた取り決めを反故にするのは、夏恋ちゃんのプライドが許さないようだった。
「約束は守るわ! 見てなさい、あたしの勇姿!」
と言って、ミニチョコを実に四十九個平らげた。男気ならぬ、素晴らしい女気である。それはそうと、それだけ食べてもまだ残っているミニチョコの袋が忌々しい限りだ。五百個くらいあるんじゃないか?
しかし、意外な伏兵だった。
倉橋手毬ちゃん。
そう、彼女はめちゃくちゃ花札が強かった。
うまいと言っても家庭ゲームの範囲だと思って舐めていたけれど、手毬ちゃんの駆け引きの仕方は、ほとんどうちの叔父とかと同じレベルだった。まあ、こいこいはギャンブルというよりパーティゲーム寄りだから、伯父もそんなに得意じゃないとは言っていたけど、それでも十分に伯父は強かった。そんな彼を彷彿させるくらい強いのだから、そりゃもうシャレにならない強さである。
思いもよらぬ所に強敵が居た。
「あの、ミヤ姉さん。次の勝負だけど、あの、わたしは無理にやらなくてもいいけど……」
「ううん。やろうよ、手毬ちゃん」
私はニコリと笑いながら花札をシャッフルする。
いや、だって。ねえ?
こんなに強い人を見たら、そんなの、勝負しない方が損じゃない?
「手加減なしだからね、手毬ちゃん」
「う、うん。がんばろう、ミヤ姉さん」
そう言って、六ヶ月戦。
まあ見事に負けた。
みやび 14点
手毬 25点
なんとか食らいつこうとしたが、最後に逆転するために「こい」をしたら、速攻で赤短を成立されてあがり止めされてしまった。
「マジで強いね、手毬ちゃん」
ポリポリとミニチョコをかじりながら、私は感心したように言う。
当の手毬ちゃんはと言うと、恥ずかしそうに顔を赤くしながら、身をすくませて言う。
「昔、お父さんと妹の二人と、こいこいばかりやってたから……。妹が負けず嫌いだから、どんどん上手くなって、わたしも意地になって、戦術とかネットで調べて、その繰り返しだったんだ」
その果てがこの実力だとすると、ガラパゴスで肉食動物が独自進化を遂げたみたいなものである。
まあ、元々手毬ちゃんは、電子ゲームもアクション系よりはパズルや駆け引き要素のあるものが好きらしいから、そういう素質があるのかもしれない。
そういえば、前に霧雨ナツの話をした時も、ポーカーに興味があるって言ってたっけ。ううむ、個人的にはギャンブルの界隈を紹介はしたくないんだけど、手毬ちゃんが本格的にポーカーを覚えたらどうなるか、気にならないと言えば嘘になる。
と、そこでふと、意地の悪い私が顔をのぞかせた。
「ねえねえ、手毬ちゃん」
「な、何かな、ミヤ姉さん」
「もう一戦やろ」
そう言って、準備をする。場に八枚の札を並べて、それぞれの手札を八枚ずつ引く。
私の手札は『松に赤短』『松のカス』『桜のカス』『藤に
場札は『松に鶴』『桜のカス』『藤に短冊』『牡丹に蝶』『菊に盃』『柳に
準備が整った所で、私は宣言した。
「手毬ちゃん。何も言わないのはフェアじゃないから、あえて宣言するね」
「え?」
「今から、ズルします」
そう言って、私はまず手の中の『松のカス』を握り込むと、それを場札の『桜のカス』の上へと札を重ねた。
そして――さっと手を翻して、札の絵柄を見せる。『桜のカス』の上に乗せた札は、『桜に幕』に変わっていた。
「え!? みゃー姉、今何したの?」
後ろで私の手札を見ていた夏恋ちゃんが、驚いたように目を丸くする。
その声を無視して、私は次に山札に手を伸ばす。
引く札の内容がなんだろうと関係ない。私の狙いは最初から『桐のカス』だ。山札から引いた札を『桐のカス』の上に乗せて手を離す。上の乗せられた札は『桐に
「え、ええ?」
疑問符を浮かべる夏恋ちゃんと、何が起こっているのか分からず戸惑う手毬ちゃん。彼女は首を傾げながらも普通にゲームを勧めていく。カス札と種札を回収して手毬ちゃんはターンを終えた。
次、私のターン。
最初から手札に持っていた『柳に燕』を場札の『柳に小野道風』に合わせて獲得。続けて、山札に手を伸ばして、またしても中身を見ずに、今度は『松に鶴』に合わせた。
「『松に赤短』と『松に鶴』で獲得。これで光札四枚目――
「え、えええ!?」
たったの二ターンで光札を四枚も集めた私に、手毬ちゃんはびっくりしたように目をパチクリさせる。
「み、ミヤ姉さん。ズルって、それ?」
「ふふ、何やってるかわからないでしょ。ごめんね、さすがに次はやらないけど、この一戦だけ本気でやらせてもらうから。―『こい』」
私は続行を宣言する。
動揺している手毬ちゃんは、そのまま種札を集めに行く。しかし、遅い。次の私のターンで、私は最後の光札である『芒に月』を回収し、さらには『酒に盃』も獲得した。
「
「まだやるの!?」
そりゃあやる。
だって、あと梅と桜の短冊を集めれば赤短も追加できるのだ。稼げる所でとにかく点数を重ねるのがこいこいのベーシックストラテジーである。こんなすり替えイカサマで遊べるのは、宣言してやってるこの一戦だけなのだから、全力でやらないとね!
さあ、手毬ちゃん、早く次のターンに――
「あ、出来た」
「へ?」
「『牡丹に青短』『菊に青短』『紅葉に青短』の三枚で、
三枚の青短を揃えた手毬ちゃんは、コクリと可愛らしく首を傾げて、宣言した。
「『こい』はしないで勝負。わたしの勝ち」
「……………………………………………おおぅ」
絶句する私。
それに対して、手毬ちゃんはぷくぅっと頬を膨らませながら、ビシッと指を立てて言った。
「ミヤ姉さん、ズルは、めっ!」
「……はい、ごめんなさい」
そんなわけで。
私は罰としてミニチョコ50個の刑となった。
◆ ◆ ◆
翌日。
ライブ当日。
「…………三人とも、何やってるんですか」
我らがマネージャー、暁英知くんは、今日もバッチリ決まった女装で楽屋裏に現れると、私達三人の惨状を見て顔をひきつらせた。
それもそのはず、私たちは三人してメイクさんに怒られていた。
「ああもう、スキンケアを怠るなんてアイドル失格ですよ! こんなに大きなニキビ作っちゃって。メイクで隠すにも限界があるんですからね!」
コンシーラを塗っても隠せないほどの凹凸を、メイクさんが必死で格闘しながら上手くなじませていく。いやあ、流石はプロ。こんなにおっきなニキビも、プロフェッショナルにかかればなかったコトにできるんだから、技術ってすごいね!
開き直っている私の頭を、メイクさんが乱雑に叩いた。今のはきっとホコリを飛ばしただけで、決して苛立ち紛れに叩かれたわけではないと信じたい。
「まあ、前日にあれだけチョコ食べて、夜更かしすればね……」
結局。
私たちは深夜二時くらいまで花札に興じ、チョコを食べまくり、おバカの限りを尽くした。
途中からは、次の日にライブを控えていることなんて見事に忘れて騒いでしまっていたのだから、まあまあ、お馬鹿さんたちである。
あれだけ強かった手毬ちゃんも、さすがに夜が深くなるとミスが目立ち、最終的にはチョコを食べる羽目になっていた。結果として、見事に全員、ニキビ顔のおバカ三人娘と相成りました。
「ぴえん。チョコはもう懲り懲り……」
「ひーん、ごめんなさいー!」
死んだ目でメイクを受ける洲宮夏恋ちゃん。
恐縮しながら謝り続ける倉橋手毬ちゃん。
そんな二人の様子を、私は顔面をパレットにコンシーラを厚塗されながら、にこやかに見ていた。
「あははー、ま、出来ちゃったもんは仕方ないよね。どんまいどんまい。でも、二人は十代なんだからすぐ治るって」
「開き直らないで下さい一ノ瀬さん! あなたは二十代なんだから治りが遅いんですからね!」
メイクさんがまた私の頭を叩いた。
そんなわけで、最年長故に一番ニキビが多く出来てしまい、メイクさんにしこたま怒られ続ける私、一ノ瀬みやび。
これが私達のユニット、ライアーコイン。
面もあれば裏もある。
可愛い花には棘がある。
可愛さとかっこよさの二面性を演じるアイドルの、情けない一面はまあ、表には到底見せられないものだったのでした。
アイドル手毬は花札が強い編
END
次回『アイドル対抗カジノゲーム対決』
Coming Soon
アイドルみやびはギャンブルがお好き 西織 @nisiori3
★で称える
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