第20話 贖罪の終わり

とても重い罪を犯したので、120年の刑期を言い渡された。


一度目は虐待親のもとに生まれ、荒れた生活を送った末に、30歳で死刑に処された。


二度目は誰からも見放されたあげく、90歳で孤独死をした。


三度目の親の胸に抱かれ「生まれてきてくれてありがとう」と言われた時、自分の罪は遂に許されたのだとわかり、大声で泣いた。

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4行で終わる話 sato @sato1212

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