第3話

俺はこの一件後、生身の女も悪くないなと

改心した。


俺の義妹がこんなに可愛い訳がないということも分かったのだが、自分では意識してないのだが、勉強教えるのがうまかったり、アイスを奢ってやったりしたせいか、ナツの友達に懐かれてしまった。

そんで。ある日、

思いの外、ハーレムに見舞われた。


本当はナツの部屋でお泊り女子会をする

って話だったのに、何故か俺の部屋に来て

みんなして寝ることになった。


ただでさえ、狭いのに。



「誰が、シンジくんと寝るか、

ジャンケンで決めよう!!」


とハル。


俺、先輩なのに、

シンジくんと呼ばれていた。


「え、だめだよ。私がお兄ちゃんと寝るの!

私のお兄ちゃんなのよ!」


ハルは強気だった。


「何よ、ナツ!血が繋がってない

兄妹じゃん!!そこはそれ、公平に勝負しなさいっ!」


結局のところ。



あみだくじになった。


俺は理性がおかしくなりそうなので、

全力であみだの紙を奪い、



「俺はひとりで寝るの!!

おまえら、出てけよ!」


と頑張って追い出した、高校受験が実施される

一週間前の思い出だ。


「なによー!!連れないっ!!」


四人はぶつくさ言ってたけど。


俺、明日の朝、バイトで早いし。

興奮して寝られないとかになったら

いけないし!











iPhoneから送信

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

ブラコン義妹がアニヲタの俺の部屋をストリップ劇場と化した件→「生身のオンナに興味持ちなさいっ」 雲川はるさめ @yukibounokeitai

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ