心の原風景。田に映る月影と二つのシルエットがいつまでも心に残ります。

耽美的な色合いの深さと、不思議な懐かしさがいつまでも心に残ります。風景そのものの美しさをこれほどすっきり描いた作品は意外に少ないでしょう。革と恭佳の触れ合いとすれ違いの、暖かくも寂しい詩的なニュアンスが絶妙でした。
少々言葉が分らなくても、子供たちに読んであげたくなります。