一話更新されるごとに、じっくり読ませていただきました。
こちらの作品に描かれているのは、「恋愛」というドアの覗き穴から見た『人間味』の一側面。
「恋と苦味」
この深い関係を知っていながら、ついつい「甘さ」に目を向けたくなるのが人というもの。
それを臆さず『酸いも苦いも』にクローズアップした4つの視点。
砂糖がただの甘味だと思っていたら大間違い。
毒と薬は紙一重。砂糖にだって致死量はあるのです。ずっと遠くに。
だからこそ、気づかぬ内に蝕まれてゆく。
という言葉が読後の頭の中を過りました。
こちらの作品を読めば、糖衣錠を丸呑みすることに慣れて、如何に薬の本質を知らないかということを思い知りますよ。良薬は口に苦し。