異世界奴隷管理業務
菩連意都
プロローグ
異世界に転移した。
もちろん、諸君がうらやむ異世界チートハーレムである。
しかし、だ。
転移したアルカディアと呼ばれる星を、この世界を完膚なきまでに破壊しうる、支配しうる絶大なチートを手に入れたところで、だ。
別に誰かを支配する、屈服させる、ちやほやされる、国を運営することに大きな意義を見出すこともできなかったわけである。(ここ重要)
いや、最初は楽しかったとも。肉体が強靭になり、魔法を唱えるようになり、成長していく楽しさ。強くなってドラゴンのような化け物に勝つことの楽しさよ。傲岸不遜な神を屈服させたときの達成感よ。
が、そんなもの数年で飽きるのである。
では、飽きたとしてチートで何をしようかと世界を放浪し、適度に世界を安定化(過激でテロを起こしそうな犯罪集団を間引きつつお金を分捕る)した後に私は天啓を得たのである。
色遊び超楽しいじゃん、と。
・・・
いや、そこ。そこの君、君のことだよ。
今、色遊びだと笑ったろ!
そこまでもったいぶって色遊びかよって笑ったろ!!
いや、そうとも。自分でも色遊びかよとは思ったとも。
だが、だが、色遊びと笑うなかれ。チートを手に入れた色遊びは一癖も二癖も違うのである。つまり「色遊び」というのがポイントである。単なるセックスでもないし、単なるSMというだけでもない。異世界ならではの一から創造した「色遊び」をすることができるのはとても楽しいということである。
これは、チートを手に入れた私が「色遊び」に耽っている、楽しんでいる様子を読者の皆さんにも共有する物語である。
異世界奴隷管理業務 菩連意都 @borenito
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。異世界奴隷管理業務の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
関連小説
ネクスト掲載小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。