最終話 一週間のただいま!

朝が来て日が昇り、日光を浴びて目を覚ます。

そしてわたしは伸びをして軽くストレッチをして制服に着替えて、両親と一緒に朝食を摂る。

両親はわたしの一週間の不登校を何も追求しない、何も聞かずに普段と変わらず食事をした。まるでこうなるのが分かっていたように。


「行ってきまーす」

わたしがそう言うと「行ってらっしゃーい」と母の元気な声が聞こえる。


何も変わらない普段どおりの何時もの毎日にわたしは戻っていた。

「あ、なっちゃんおはよう〜」

理恵と合流して「理恵、昨夜はありがとう」とわたしは当たり前のお礼をした。

「気にしない気にしない。なんくるないさー」

「なあに、その言葉」

「うーん、確か沖縄の言葉だったような〜なんくるないさ〜」

「あは」

わたしと理恵は何も変わらず誰も変わらずそのままの皆でいてくれた。

あの一週間はなんの時間だったんだろう?

今なら言える。


自分と見つめ合う時間だったんだ。


「理恵」

「なあに?」

「一週間のただいま」

「一週間のおかえり」

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