剣と魔法の世界でありながらまさかの鍋で戦うと言う。史実中世の要素をふんだんに取り入れた硬派な世界観とそのなかで生き生きと躍動するキャラクターは必見。
鍋で戦う主人公というのはいかにも怪しげだが、なによりおかしいと感じているのは主人公自身。主人公の感覚が「いわゆる一般人」のレベルをあまり出ず、SAN値は減るし恐怖で震えるというのが逆にいい。その…続きを読む
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(119文字)
着眼点が面白い。 作者様の武器や防具への考察が楽しい作品です。 私見ですが、刀剣は数人斬ったら刃こぼれして切れなくなったりすると聞いたことがあります。 戦場で最高の武器はスコップだ、等とも…続きを読む
鍋のインパクトにすべてを持っていかれそうになるが、軽妙かつ描写力に優れた文章、細部まで考え込まれた説得力のある世界設定、飽きさせず疲れさせない緩急に富んだ物語展開からなる、非常に丁寧なつくりの作品。…続きを読む
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