よくある、主人公が図書館に入り浸ってたのかってくらい軍事やものづくりのことに詳しかったり、周囲の人間の精神性もあまりに幼稚な"おはなし"とは違い、群集心理や設定への裏付けがよくされている。それでいてコミカルな部分はしっかりとある。そういった設定に関するストレスを感じない作品というだけでほんとに希少に思える。文庫本とライトノベルのいいとこ取りの様な作品。
作者の知識の幅に感服します。凄くこっている作品です。また色々な要素を取り入れているのにしっかりと纏まっているのが凄いです。
このレビューは小説のネタバレを含みます。全文を読む(166文字)
タイトルから軽い感じで読める作品なのかと思ったら良い意味で期待を裏切られた。現代知識の転生先への落とし込み方にも作品なりのこだわりが感じられるし、思想の齟齬のすり合わせについても丁寧に表現されてい…続きを読む
世界観が良い。リアリティレベルが高く非常に異世界として現実感があり登場人物たちが地に足のついた生き方をしていて良い。現実的であるが決して退屈ではなく、事件もリアルさとファンタジー世界とが融合しており…続きを読む
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