会話94.プランの決定

「うお、もうこんな時間か」


「アハハ、沢山話し込んじゃったねぇ。ダラダラとデートの話してるだけで一日終わったけど楽しかったー」


「んじゃ、デートプランはこんな所で決定かな?」


「決定だねぇ。朝はオウカが私のところまで来て一緒にお出かけする」


「んで、映画を見ると。見る映画は……前日予約するという事で」


「見たいやつをそれぞれ決めておこう。んで、前日にジャンケンで決めよう」


「それから、昼飯を食う。牛丼屋だな」


「楽しみ!! ちなみにオウカが好きな牛丼って何?」


「んー、俺はチーズ牛丼かな。季節限定のも好きだけど」


「チーズ良いねー。他にはなにがあるの?」


「そうだな、アスカが好きそうなやつならキムチとかオクラとかとろろとかもあるぞ? 俺はちょっと苦手だけど」


「それは精を付けて夜に備えろってことなんだね、オウカのエッチ……」


「オヤジかお前は」


「どっちかと言うとオウカに食べて精を付けてもらいたいけど、オウカが苦手だから私が食べて精を付けるのよ」


「勘弁して。夜寝れないってくるなよ」


「それから、お昼を食べたらショッピングだねぇ。よく考えたらショッピングって二人で行くの初めてじゃない?」


「ん? 晩飯の買い出しはよく一緒に行くじゃん」


「そういう買い出し以外で何かを一緒に買いに行くのって初めてじゃない?」


「……そう言えばそうかもな」


「今回はオウカを私がコーディネートしてあげよう!!」


「あ」


「どうしたのオウカ?」


「そう言えば俺、デート行く用の服とか持ってねえや。普段着で良いのかな?」


「んー……それなら今度、一緒に服買いに行こっか」


「おい、さっそく初めてが崩れたけど良いのか」


「別に良いんじゃない。ショッピングは服以外を買えば。あ、キャンプ用品買おうよ、キャンプ行くし!!」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

付き合ってるようで付き合ってない、でも周囲からはどう見ても付き合ってるようにしか見えない幼馴染の男女の日常会話 結石 @kesseki

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ