第12話 初夜
俺とミオネは、母さんたちと入った宿の2人部屋に入った。
夕食も済ませて身体も綺麗にして後は寝るだけとなった。
俺たちは、2人でベッドに腰を掛けていた。
ただし、どちらも無言となっている。
まぁ〜ミオネに限って言えば顔を俯き真っ赤な顔をしてチラチラとこちらを見ているのだが。
「ミ、ミオネ!」
「ひゃい!!」
思ったよりも俺もミオネも緊張していた。
それがわかった俺たちは思わず吹き出した。
ある程度笑ったら俺は、ミオネの手を引いて抱き締める。ミオネもされるがままに胸に飛び込んでくる。
「ミオネ、好きだよ」
ミオネの耳元で優しく囁く。
「わ、私もユーダイ君のこと好きだよ」
ミオネは、よっぽど恥ずかしいのか顔を俺の胸に押し付けながら言う。
そんなミオネの頭を優しく撫でる。
そして、ミオネの頭を撫でながら俺はベッドに倒れる。
「ひぃや」
いきなり俺がベッドに倒れてミオネは、ビックリしめ声を上げる。側から見ればミオネが押し倒した大勢になったが、そのまま寝返りを打ち向き合った体勢になった。
俺たちは、向き合った体勢でお互いの顔を見つめ合った。そして、ミオネが目を瞑ったのを合図にキスをする。
「んっ、ちゅっ」
ただ唇を触れただけのキスをして顔を離すとミオネは、一度目を開き腕を俺の首に回してもう一度キスをして来た。
「ユーダイ君、もっとぉ〜、んっ・・・んんっ!?」
ミオネにキスをして俺は、舌を入れて無理矢理ミオネの舌と絡ませた。
「んっ、ぷはぁ、はぁ、はぁ、はぁ・・・ユーダイ君、エッチいよぉ〜」
「ごめん、ミオネが可愛かったから思わず、止まらなかった」
そう呟くとまた俺たちは、キスをする。
そして俺は、膨らみ始めたミオネの胸を優しく手のひらで包む。
触れた瞬間、ミオネの身体がビクッとした。が、ミオネは、されるがままに身を委ねる。
まだ10歳になったばかりの身体に快感と言うものは無い。これからじっくり教え込んで行くしかない。
ちなみに、俺の身体は5歳の【異界伝承】により早熟で今回も【異界伝承】を使用しているからちゃんと臨戦体勢となっている。
お互いに着ていたものを脱いで生まれたての姿となったとき、不意にミオネが言った。
「えっ・・・ユーダイ君、前に見たときよりおっきい。えっ、待って、そんなの入らないよ」
「えっ?いつ見たの?」
思わず、真顔で聞き返してしまった俺。
「あう、ご、5年前の初めてスキル使ったとき」
ミオネは、両手で赤くなった顔を隠しながら言う。どうやら、5年前のあのときは気絶しているのをいいことにミオネの勉強と言う名で色々使われていたらしい。
本来ならこの時点で萎んでもおかしくないのに副作用のせいで一向に萎えることがない。
俺は、大きく深呼吸をしてミオネにキスをする。そして、ミオネの大事なところに擦り付ける。そうすることによりミオネはビクッビクッとしてほんのりと濡れてくる。
「ミオネ、愛してるよ」
「私も愛してる、ユーダイ君」
俺は、一思いに一気にミオネを貫いた。
「い、いたいぃぃ〜〜、ぐすっ、ぐすっ・・・うぅ〜・・・ユーダイ君のバカぁ」
ミオネは、あまりの痛さに涙を流しながら全身で俺に抱き着いてきた。その間、俺はミオネの頭を撫でながらごめんと囁く。そして、しれっと【異界伝承】と唱えた。
痛みが緩和するように回復魔法を掛けた。
「ぐすっ、ユーダイ君、回復魔法ありがとう。お陰でちょっと痛みが和らいだよ。だから、ゆっくり動いていいよ」
「わかった」
痛みが和らいだことによりミオネからお許しが出て俺は、ゆっくりと動き出す。だがしかし、十数年ぶりで子どもと言うことであまり我慢が出来ず、直ぐに果てることになる。
「ミオネ、ごめん。もうもたない」
「うん、いいよ。出していいからね」
そうして俺は、ミオネの中で果てた。
その後、ミオネの中から抜き取り、ミオネを抱き締めミオネの頭を撫でる。
「なんだかお腹の中だけじゃなくて身体中にユーダイ君を感じる。痛かったけどひとつになれて幸せだなぁ」
ミオネは、顔を俺の胸に擦り付けながらそう呟く。
「そう思えてもらえてよかったよ。俺も幸せ」
俺は、そう呟いてミオネを強く抱き締める。
本当は、スキルの副作用がなければもっと良かったと内心思うが、言うのは野暮だと思った。
今はただ、この腕の中の温もりと幸せを感じながら目を瞑る。
神々の遊戯盤〜理不尽に抗う男の物語〜 八浪 凛 @Speed8273
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。神々の遊戯盤〜理不尽に抗う男の物語〜の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます