概要
白雪姫、どうか自分を責めないで。あなたはただ幸せを願っただけなのだから
名もなき森の奥深くに、ひとりの青年が暮らしている。
彼は、道に迷い疲れ果てようやく辿り着いた旅人たちをあたたかく迎え、その話にとても熱心に耳を傾ける。
旅人たちは皆、青年と同じ時間を過ごすうちに満ち足りた気分になり、とても幸福な気持ちで帰ってゆくのだそうだ。
青年の名はシエル。
もしいつか彼の元へ訪れることがあった時は、どうか伝えてほしい。
――君は紛れもなく、私たちの希望であったのだと。
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