リア充撲滅委員長だけど恋がしたい

プロローグ 厳しい校則と委員会

　我は2年Ａ組鈴中 勇真。高校2年生である。身長は180cm、下渕メガネを掛けている。自分で言うのもなんだが顔はキリッとしていてかっこいい方だと自覚している。勿論成績は学年１位だ。この学校には沢山の委員会がありその中でも我は、リア充撲滅委員会に所属している。勿論委員長だ。

　なぜそんな委員会に入ったんだって？そんなん決まってんだろ？デートをすれば女はキャッキャッはしゃいで、男は骨を抜かれたようにデレデレして。一人でいる男や女を馬鹿にしたり、ところ構わず手を繋いだりハグしたりとホントうざいからだ。そんな時、この委員会に出会った。

　そもそも我が通う高校は全国でTOP5には入る難関校。それは勿論校則も厳しい。不純異性交遊禁止はもちろんのこと、恋愛なども禁止されている。え、なぜかって？今の説明で分かるだろ。勉学に不要だからだよ。ちなみに破ると1ヶ月の停学処分、そして付き合ってた相手と会えないようにずっと見張られる。

そう！その恋愛関係の校則を罰したり、見張ったりするのが我の所属するリア充撲滅委員会なのだ！