第2話 助けてやるよ (蓮治)
「ちっ、数がやっぱり多いな。体力もそんな長く続かないから早くどうにかしねぇと」
俺の能力は『時間を操る能力』よくあるD○Oとか十○夜 ○夜とか暁○ ほ○らが使う能力によく似ているだが俺は『停める』ではなく『操る』である。だからこうやって自分自身の時間を速くしたり周りの時間を遅くしたりすることで他の人が視認できないようなスピードで動くことでそのスピードを活かして相手を倒したりできる。
もちろんそんなことしたら体は持たない。だから常に能力のスキルである『身体後退』を使わないと死ぬ。この能力は体を前の状態に戻すことのできる能力だ。
しかし俺の場合能力は体力と直結し使ったら使っただけ体力が減っていく。よくあるMPだの魔力だのよくあるが俺は体力を削ることによって能力を使っている。
時間を止めればすぐ片付くと思うだろうが俺はそこまで腕力も握力もない。能力に頼りっきりで生きてきたからだ。あと時間を止めている時は今の行使している能力より2、3倍体力が削られる。だから併用してあまり使いたくはない。
「は、は、は、キツくなってきたな。まだ武器は届かないのかよ」そう思い能力を解除し身を隠し息を整えていると
???「誰か、助けて、どうして僕がこんな目に、、、」
そんな声が聞こえた。息を潜めそれを影から見てみると、その男には見覚えがあった。確か『一醒 覚』同じクラスメイトでいっつも一人でいるちょっと暗めな男の子だ。
絶賛化け物たちに食べられている最中である。どうせアイツのことだいつもの陽キャどもから足止めとして使われたんだろ。
「正義のヒーローだったらこのままか助けるんだろうな。まぁ別に助ける義理もないし得することもない。こっちもこっちで手一杯なんでね。恨むなよ」と俺は去ろうとしたが違和感があった。
本来ならアイツら化け物に噛めれたらものの数秒でアイツらの仲間になっちまうだけど一醒は化け物にはならない。
「まさか、能力の発現か」俺はそう思った。
能力への覚醒は3パターンある。一つ目は、『生まれつき能力が使える』二つ目は『何かしらの出来事(トラウマや衝撃な事件をマジかで見たという負の感情)でいきなり覚醒する』そして最後は『死を悟り死にたくないと強く思う』これが能力の覚醒する条件。まぁ最後の能力発現は大体未遂で終わる。なぜならその場で死ぬからだ。死にかけの奴を助けようなんてそんなアホなことを考える人間はこの世界にはいない『あの人』を除いては。
多分一醒の場合は最後の条件『死を悟り死にたくないと強く思う』このことがきっかけで化け物にならないような能力が発現しようとしている、と思う。
「能力者は希少だ。しかも死を悟り能力に覚醒する奴は大概がチート性能をしているからなぁ。ここで死なれたら困る」
そして俺はさっき使った能力と一緒の能力を発動させ一醒との距離を一瞬で縮め、化け物を倒して、そいつに向かって
「助けてやるよ。まぁ俺が提案ものを飲むことが条件だけどな」
と見上げながらそいつに問いかけるのだった
あとがき
え〜この作品考えているときは主人公を二人にしようって思ってたんですよ。
だから蓮治君はサブ主人公ではなく主人公で覚君も主人公なので皆さん二人に今後応援してやってください
チート能力者たちのチートバトル ブック?ショウセツ・カクヨム @renbook
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。チート能力者たちのチートバトルの最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます