第4話
2019年12月、7年近く続けた仕事をやめた。
2020年1月、新型コロナウィルスが日本で広がり始める中、ウェディングプランナーの研修をうけていた。
だけど、1カ月でやめてしまいその後に入った職場も4カ月でやめた。
なにがしたいんだろう。
どうなりたいんだろう。
1人になるたびに考えていた。
7年続けた職場でも上司のことでストレスをかかえ退職し、そこから人と深くかかわることを恐れるようになった。
”誰もわかってくれない”
”自分のことは自分にしかわからない”
”人は信頼できない”
だけど
”自分のことは信頼してほしい”
矛盾している自分に腹が立つこともあった。
”人を信じなければ、人に信じてはもらえない”
信じて傷つくこともあるかもしれない。
それでも、人の命分ある性格をすべて理解することはできないから、理解できる人と、理解してくれる人と関わっていけばいいんじゃないかなと思う。
苦しくなってSNSで助けを求めることも悪いことではない。
だけど、相談や独り言のような愚痴ではなく、たたくような書き込みは最終的に全部自分に返ってくるという覚悟を持つこと。それは忘れてはいけない。
小学生、中学生、高校生、社会人。
悩みを抱える人はたくさんいて、その悩みに大きいも小さいもない。
”生きている”から悩める。怒れる。泣ける。喜べる。笑える。
死にたいと思ったこともあるけど、
”生きていればできること”ではなくて
”死んでしまったらできないこと”を考えるようにした。
くだらないことでいい。
「あの漫画の最後がみれない」「好きな歌手の歌が聞けない」
そんなんでいい。
”生きる”って誰かのためじゃないから。
自分のために”生きていい”
”生きること”に疲れたら、誰もいないところで深呼吸して、何も考えずにぼーっとしてみると案外すっきりすることもある。
前を向こうとか、無責任なことは言えないけど、このコロナに狂わされた地球で”生きている”ことは奇跡に近いことかもしれない。
2021年になった今、1年の苦しみを超えてみんなは何を考える?
今までのルールや常識は、きっと通用しない。
いつ何が起きるかわからないということを、ここ数年で思い知らされ、世界は”命”について考えさせられた。
勇気には大きく2種類あると思っている。
”逃げる勇気”と”立ち向かう勇気”
大事なのは多分、”逃げる勇気”
学校も会社も休むことが”悪”だとされる世の中だけど、そんな世の中の常識は誰が決めたのだろうか。
ゆとりださとりだと、大人は言うけど、そんな大人に立ち向かって、時には逃げて。
進める道を狭めないで。選択肢はたくさんある。
他人が決める人生じゃない。自分で決めてこそその人の人生になる。
どんなに険しい道でも正解の道にすればいい。
大丈夫。どんな道の先もきっと
”みらいはあかるい”
みらいはあかるい さやえんどう @OSAYA
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