『あたりまえ』を言葉で文章で提示する潔(いさぎよ)さ

読了してみて、まず思った。
『なにをあたりまえのことを』と。

でも、ちょっと待てよ?

・どれだけの人間がこの『あたりまえを』
  諳(そら)んじることができるのだろう?
・どれだけの人間がこの『あたりまえを』
  相手に伝え慈(いつく)しみ合っているだろう?
・どれだけの人間がこの『あたりまえを』
  日々ココロに刻み、日々を過ごしているだろう?
そしてなにより
・どれだけの人間がこの『あたりまえを』
  【文章化】しているだろう? と。


この『あたりまえ』は皆が当たり前に持ってる倫理観や道徳観念、つまりは心の中にあるであろう【概念】みたいなものだ。

だが、みんなは照れ故か煩(わずら)わしいのか、この『あたりまえ』を言葉にしない。だがあえて作者はそれを【文章=物語】として『形』にしたのだ!なんとも潔(いさぎよ)いではないかっ!!


自分は結婚未経験だが、この『あたりまえ』
をココロに戒(いまし)めておこうと思う!

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