第2話 異世界に行く部。通称異世部
4 実は夢でした。みたいなことはない。
明がこの世界の真実を知ってから、この世界はより現実化していった。
現実その一、千草によると、転生前と変わらず学校があるとのこと。学校でやることも、転生前と同じく先生のお話を聞いて、普通に勉強するらしい。勿論魔法や戦闘についての訓練があるわけなどない。
現実その二、大人の人達はなにをしているのか。これが、一番明が聞きたくなかった事実であったが、答えは普通に働くと思うんだけど………とのことだった。その日明はベッドにうずくまって一日動かなかった。
そして現実その三、明は今年の春からフタバ高校に入学しなくてはならないことである。ウンディーネの紙を発見した次の日、明の部屋には入学用に様々な教科書が届いた。ちゃんと春休みの宿題まで入れられいた。やはり明はベッドに引きこもった。
それからしばらく無気力化していた明だったが、あまりに変化のない毎日に遂に折れた。明はこの世界で生きていくしかないのだと悟った。
ベッドからのそのそと這い出ると、机で春休みの宿題に勤しむ天使の少女、千草に声をかけた。
「………ねぇ。ちょっとお願いがあるんだけど」
「な、なに? 」
千草はビクッと肩を震わせペンを止めた。不安げな眼差しで明を見る。
「………春休みの宿題分からないことがたくさんありそうだから教えてくれない? 」
千草の瞳から不安の色がだんだんと消え、ぱっと明るい表情に変わった。千草が朗らかな声で言った
「も、勿論! いいよ! 」
「ありがと。同居人が千草でよかったよ」
「………そ、そう」
明の言葉を聞くと、千草の耳が若干赤くなった。明はその様子を不思議そうに、首を傾げた。
それから、中学生の春休みと大差ない日々が過ぎた。千草に教えてもらいながら宿題をやったり、もしかしたら何かあるかもと、時々街をぶらぶら歩いたり、部屋で千草と談笑し、そんな他愛もない日々であった。
ある日の夜、明はふと千草が出会った時のことを思い出した。ベッドに寝ころびながら、上のベッドの千草に語りかける。
「そういえばさ、俺と千草が初めて会った時のこと覚えてる? 」
上のベッドから激しい物音がした。
「ど、どうした。大丈夫か? 」
「だ、大丈夫だよ! ちょっと寝がえりを打とうとして羽をひねちゃって! ほんとにそれだけだから。で、なに!? 初めて会った時のことがどうしたの? 」
千草はまくし立てるようにそう言った。
「言いたくなかったなら別にいいんだけどさ。千草ってあの真実の愛がなんたらとか言ってじゃん? なんで真実の愛がほしいわけ? 」
先ほどよりも激しい音がした。
「やっぱりやめといた方がいい? 」
「いや大丈夫! また羽を捻っただけだから! 」
「そ、そうか」
千草が大丈夫、と言うので明はそういうことにしておいた。明がしばらく無言でいると、千草が震える声で言った。
「………心の底から好きになれるって幸せそうだなぁって思って、そんな人に出会ってみたいと、思って………………いたり」
だんだんと尻すぼみになっていった。
「それであんなことをしてたのか」
うぐっ………と呻き声が上から聞こえた。
千草が弱弱しい声で聞いた。
「明はそういうの可笑しいと思う? 」
「………」
(おかしいか)
そう聞かれた明の頭には、転生前の自分の姿が浮かんでいた。神社に足しげく通い、神様に異世界転生を望んでいた。そんな明は端から見れば可笑しいものだったのだろう。親や学校の友達には白い目で見られたことは多々あった。が、明自身がそれを可笑しいと思っていたかと言われると、そんなことは一度もなかった。
人間好きなものやあこがれるものがあると盲目になりがちである。でも………。
(………好きなものぐらい盲目で何が悪い)
明は口元を緩めた。明るい声で言った。
「いや、俺はいいと思うよ。むしろ好きだね」
「なっ………………!? 」
断末魔のような声が聞こえたかと思うと、またもベッドの上からドタドタという音がする。
「ち、千草? 」
明が心配げに名前を呼ぶと、
「な、なんでもないっ! 」
絶対に何かあったであろう返事が返ってきた。
「そ、そうか」
その声色から聞いてほしくないであろうことは伝わってきていたので、明は何も聞かなかった。それから千草は何も言わなかった。
しばらくし、部屋が静寂に包まれた。明の意識は遠ざかり、そして眠りに落ちようとしたところで、
「………で、でもっ」
とほとんど聞こえないぐらい大きさで、千草の声が聞こえた。明は半分寝ぼけ眼でうっすらと目を開ける。
「………………ありがとう」
明の耳に、消え入りそうなほど小さな声でその言葉が届いた。
「………そっか」
明は僅かに口角を持ち上げ、呟くようにそう返すと眠りの世界に落ちていった。
5. 理想の異世界には行けなかったかぁ………ん? 別に諦める必要なくね?
春休み期間が終われば学校が始まるのは当たり前。だがそれは学校に通ったことがある人間の考え方で、転生者としてこの世界にきた明はまだこの世界の学校に一度も通ったことがなく、知っているのはこの寮での生活だけ。そんな明であるならば、もしかしたら学校なんて始まらずずっと春休みが続くのでは、なんて淡い希望を抱いてしまことはなんら自然のことと言えるのではないか。
まあ自然であったとしても、学校はあるのだが。
現在、明はフタバ高校体育館にて、転生前の苦い記憶が蘇る、校長先生の長いお話を聞かされていた。所謂朝礼というやつであった。
(………ここまで夢を壊すかぁ)
明は溜息交じりに当たりを見渡す。
エルフや、ドワーフから、3メートルを優に超える一つ目の巨人族、半身が蛇の女性などなど多種多様の種族達が、軍隊のように整列され縦二列ずつに並び、体育館に詰め込まれ、皆体操座りをして校長先生の方をぼけーと視線を送っていたのだ。明の心にはなんともいえない、虚しさが込み上げていた。
隣の千草を見ると、一切姿勢を崩さず綺麗な体操座りで校長先生に視線を向けている。
明が千草の肩をちょんちょんと指先で触り、
「なあ、千草。どこの高校もこんなもんなの? 」
千草は顔だけ明に向けて小声で答えた。
「こんなもんって………私は田舎からこの街に来たからあまり分からないけど、他の学校も朝礼はあるんじゃないのかな 」
「………そっかぁ」
落ち込んだ気持ちで明は壇上を見つめた。
校長先生のお話が終わると、次は生徒会長のお話だった。まだ続くのかと、憂鬱が加速しかけた明だったが、壇上に現れた生徒会長を見てその憂鬱さが少し晴れた。
「あれが生徒会長? 」
「壇上に上がって来たってことはそうだと思うけど………なんか光ってるね」
「ああ、光ってる」
それは言葉通りに。
壇上に現れた生徒会長は、深い緑色をしたロングの髪、キリっと少しつり目の威圧感のある鋭い瞳の、出来るキャリアウーマンみたいな美人な人であった。そして見た目だけを見ればちょっと変わった髪色をした人間であったのだが、なぜか生徒会長の体は、後光が差し込んでいるかのように体の表面が光っていたのである。
マイクの前までいくと、その光はさらに強くなった。
「滅茶滅茶光ってんだけど」
今にも内部から爆散してしまうんじゃないかと言う程、生徒会長さんは激しく光っていた。
千草が眩しさから手で目を隠しながら、あっ! と言った。どうやら何か思い出したみたいだ。
「そういえば本で見たことがあるんだけど、神族は精神の揺らぎに反応して体が光るみたいなこと書いてあった気がする」
「え………あれ神なの? そんな凄い種族も普通に学校にいるもんなの? 」
千草はきょとんと首を傾げた。
「凄いって? 」
「だって神って崇め奉られて、世界をこっそりと見守ってくれてる世界の保護者みたいなもんだろ? そんなぽいぽいいるものなのか? 」
明の言葉を聞いて、千草はますます怪訝な表情になる。
「世界を見守る? 何を言ってるの世界を見守ってくれてるのは精霊様だよ? 」
(………精霊様? どっかで聞いたことが………精霊。精霊。精霊。………………あっ転生の時の!? )
明の頭に円卓を囲む風変りな4人組の姿が浮かんだ。
「あの4人組がっ!? 」
「4人組? 確かに精霊様は4人いるけど、そんなどこぞの漫才師みたいな扱いはやめた方がいいと思うよ? 」
千草が言うことを聞かない子供を諭すように優しく言うが、明はふんっとは息荒く、そっぽを向いた。
「いや問題ないね。俺は精霊様とやらを詐欺罪で訴って勝てる自信がある」
「何その自信!? 明大丈夫!? 薄々思ってたけど時々明は意味の分からないことを言うよね!? 」
「心配ない。俺に問題はない。悪いのは精霊の方だ」
千草はぎょっと目を見開いた。
「その発言は問題しかないよ! 」
朝の朝礼が終わり、本格的に学校がスタートした。千草とはここでも縁があるらしく、千草は窓際一番後ろの席、明はその一つ前の席であった。そして、異世界での初めての学校の授業。どうやら授業中の眠気は異世界であっても変わりないようだ。3時間目半ば、明は眠りに落ちた。
昼食の時間となった。明は千草を誘い、学校の食堂へと向かう。分かっていたことだが、食堂を目にして明は肩を落とした。
この学校の食堂は食券式で、入り口の券売機で食券機購入してカウンターまで持っていく形式である。そこでは、人間なんて片腕で吹き飛ばしてしまいそうな筋骨隆々の獣人が、いそいそとカウンターで食券を渡し、料理を受け取っていた。日本のフードコートさながらだった。
もうこの異世界は、理想の異世界ではないと分かっていながらも、こういう光景を目にするとどうしても明の心は少し虚しくなってしまった。
「明? 買わないの? 」
購入を済ませた千草が、突っ立て動かない明を呼びかけた。
「いや買う」
財布を取り出し、発券機に硬化を入れた。
明のお金は寮が支給してくれるものである。明を転生させた精霊の計らいか、明が生活している寮では毎月お小遣いとして、ある程度の自由が出来る額が支給されていた。
それでも少し不安だったので、明は一番安いきつねうどんを選んだ。千草は気にせずオムライスを選んだようだ。
空いているテーブルを探すが、食堂は結構の生徒が利用しているらしく、大半のテーブルが埋まっていた。運よく窓際に開いているテーブルを見つけ二人そこに腰を下ろした。
「じゃ、じゃあ食べよっか」
「そうだな」
きつねうどんの味は転生前と変わらなかった。
昼食を終えると、再び授業が始まった。満腹感もあってか明が眠りに落ちるのはすぐのことだった。
その日の学校の授業が全て終わり、教室が生徒たちの喧騒に包まれていた頃。明はまだ夢の世界の中にいた。夢の中で明は、緑が広がる草原で片手剣を手に、体がほとんど水分で出来た液状のモンスタースライムをズバズバなぎ倒していた。
「ははは! スライムが溶ける溶ける! 」
雑魚敵で心の底から優越感を感じていた。
すると、空から声が聞こえた。誰かがの呼び声のようなそれは、だんだんと大きくなってきた。
ぱっと、目の前が真っ暗になった。
「………り。………おき………り………………起きて! 明! もう午後の授業も終わったよ! 」
明は勢いよく体を起こした。視界には眉をしかめて見つめてくる天使の女の子が映っている。
「もう、いくらなんでも寝すぎだよ? ノート何にも取ってないでしょ? 」
「………あ、ああ。ごめん」
明が素直に謝ると、千草が表情を和らげる。
「しょうがないなぁ。寮に帰ったらノート見せてあげる」
しょうがないと言いながらも、千草はやけに嬉しそうだった。
周りを見ると、教室にはまばらに空席が出来ていた。帰り支度をしているものもいれば、運動着に着替えているものいた。明の目からすると、今にも争いが起きても可笑しくないぐらい色んな種族がいるのに、教室の生徒たちの様子は、当たり前だと言わんばかりに、平然としたものだった。
「……」
すると、明が運動着に着替える生徒たちを見つめているのを見て、千草は部活に入りたいと思っているとでも考えたのか、
「明は何か入りたい部活あった? 」
明は首を振った。
「いいや。部活に入る気はないかな。千草は? 」
明が入らないというのを聞くと、千草は少し残念そうにする。が、すぐにぱっと明るい笑みを浮かべた。
「明が入らないなら私もいいかな」
「別に俺に合わせなくてもいいんだぞ? 」
「合わせてないよ。私も本当に入りたいと思ってないの」
「そうか。それならいいけど………」
「明? 」
千草が不安げな瞳で明を見つめる。明は物憂げな表情で言った。
「なあ、千草。これからずっとこんな生活が続くのか? 」
明は理想の異世界に転生できなかった。それはもう決まったことである。ならばこの先の人生は?
この世界で、学校に通って、勉強して、社会に出て、働いて。もしかして良い人と出会ったりして、家庭を築けたり? 素晴らしい恵まれた幸せな生活である。
そんな生活に、どこか物足りなく感じてしまうことは欲張りだ。
(………でも)
千草はきょとんと首を傾げる。そして、物憂げな明の様子を気遣って、
「ずっと一緒にいられたらいいね」
と、そう笑いかけてくれた。
明はその優しい笑みを向けられると、喉に出かかっていた言葉が引っ込んだ。
「ああ、そうだな」
乾いた笑みを浮かべ、そう言った。
明がどれだけ必死に願おうと、感情が揺れ動こうと、時間はそんなことを気にも留めず、無情に非情に刻一刻と流れつづける。
朝起きて朝食を食べ、学校に行き、授業を受けて、昼食を食べ、午後の授業の始まりと共に寝て、千草に起こされ、学校から帰る。寮で千草と宿題を一緒に行い、寝る前に千草と談笑して寝る。時々、遊んだりもするも、普段学校で寝てばかりの明に千草以外の友達が出来ることはなく、外に行くときは大抵千草と一緒。千草は明といると楽しいと言ってくれていたが、明は時々どうしようもない、虚無感に襲われることがあった。
明だってこの生活が恵まれた生活だとは知っている。何の楽しさのないつまらない生活というわけではない。だが、楽しすぎることもない平凡な生活。それは明がよく知っている生活だった。
そんな日々がしばらく続いた。
事が起きたのは、前期初めての中間試験の結果発表の時である。先生からテスト用紙の返却を受け、教室内では生徒たちが何点だった? とワイワイ騒いでいた。その気持ちは千草も同様であった。テスト用紙を手に、ワクワクしていますと言わんばかりの目つきで、背中の羽をそわそわと揺れ動かし、明に近寄ってきた。
「ねね。明? 何点だった? 」
「………」
明は席について、じっと返却されたテスト用紙を眺めたまま動かない。その様子から、千草はあまりいい結果ではなかったのだろうと悟り、柔らかい声色で再び尋ねる。
「別にテストの点数が良かったって偉いわけじゃないからね? 」
「………そうだな」
明は相変わらずテスト用紙を眺めたままだったが、返事をしてくれたことで千草の表情を明るくなった。頭の上のリングも少し明るくなる。少し弾んだ声色で言った。
「私は何点でも全然いいと思うだけどね? もし高校を出て大学に行くとなるとさ、テストの点数とかが学力を図る目安になると思うの。そ、それでね!? まだ分かんないけど! 私としては明と一緒のだい……だいがくに、行きたいと考えていたり………いなかったり………するわけだから、良かったら明の点数を教えて欲しいなぁなんて………? 」
一部しどろもどろになりながら、横目でチラチラと明の様子を伺って千草はそう言った。
明はじっとテスト用紙を見つめたまま、ぽつりと呟いた。
「なあ千草、大学に行かなかったらどうなるんだ? 」
千草の口から、思わずえ? という呟きが漏れた。目を白黒させて狼狽した様子になる。
「そ、そりゃあ大学に行かないとなると働くんじゃないのか。高校を卒業したら十八歳にもなるんだし………な、なんで? それがどうしたの? 」
「いや、まあ。………だよなぁ」
「ま、まさか明大学行く気ない………? 」
千草は青い顔して聞く。
――いや
明の口からその言葉がでた瞬間、千草はほっと胸を撫でおろす。
が、次に続く言葉でその安心はどこか遠くへ吹き飛ばされてしまった。
明はテスト用紙から視線を外すと、千草の方に体を向け、そしてテスト用紙を千草にはっきりと見えるように胸の前に掲げた。
テスト用紙の右上にはほとんどが一桁の数字が並んでいた。
千草はテスト用紙に視線を固定したまま、ピシっと固まって動かなくなった。明はどこ虚空を遠い目で見つめて言った。
「………大学には行かないじゃなくて、行けそうにないな」
教室内は生徒たちのざわめきで満ちていたが、二人の間だけに氷河期が訪れていた。虚しい沈黙が二人の周りを包んでいた。
はっと千草が我に返り、必死にフォローする。
「だ、大丈夫だよ! まだ一年生だから。今から必死に勉強すればまだ間に合うよ! 私付き合うからさ! 一緒に勉強………」
その言葉の続きを、明が千草の眼前に手をかざし遮った。千草は一体何を言うつもりだと、明に不安げな視線を送る。
明は言った。
「現状俺は働くきがない。でも俺は大学に行けそうにない。だがある考えを思いついた。俺さ。この数か月の間ずっと考えてたんだよ。このままでいいのか、今のままじゃ何かが足りないって」
そこまで聞いて、千草が何かを悟った。血相を変える。
「ダメだよ! 明。人生そんなに簡単に諦めちゃ! 」
「違うわ。俺は別に人生を諦めるつもりをないぞ! 」
「………じゃ、じゃあ一体何を? 人生を諦めないとなると………はっ!? まさか私に一生養ってもらって紐に!? 」
「ならない。しかも、なんで千草は若干養ってくれそうなんだよ。友達として俺の紐を受け入れないでくれよ」
明が呆れた表情でそう言うと、千草はぽっと頬を赤らめて、
「わ、私はそれなら別に………」
明がジト目で千草を見た。
「構え。まあいい、そうじゃなくてだな。俺は決めたんだ」
「何を? 」
明は心の底からの、ここ最近で一番いい笑みを浮かべて言った。
「異世界に行く部を作ることにした! そして俺は高校三年間の内に異世界に転生する。そうすれば、大学にも働かなくてもいい! どうだ! 」
「………」
千草の目から完全に光が消えた。
「………なんだよその目は。まるで俺が頭の可笑しいことを言ってるみたいじゃないか」
「頭可笑しいことを言ってるからだよ!? 」
明はフッと鼻で笑った。千草がムッと眉をしかめる。そんな千草に向けて、明は非常にムカつく、かっこつけたドヤ顔で言い放った。
「そう言えば千草にはまだ言ってなかったが、実は俺別の世界からやってきたんだぜ? 」
「………………はぁ? 」
灰色の世界にハンマーが振り下ろされた。
剣も魔法も冒険もない異世界です。 詩野ユキ @shinoyuki
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