最後に・・・・有難うございます( ´∀` )
この小説の舞台は茨城県北部に位置する常陸太田市がモデルとなっています。
某社の住みたい田舎ベストランキングンのエリア別ランキング(北関東エリア)「若者世代・単身者部門」「子育て世代部門」「シニア世代部門」の3部門で第一位を獲得しているそうです。
常陸太田市は「人口3万人以上5万人未満の街」のグループに入るとか!。
「子育て世代が住みたいまち」で全国3位、「シニア世代が住みたいまち」で同9位、「若者世代・単身者が住みたいまち」で同10位と、3部門とも10位に入っている市でもあると云う事のようですが、どうなんでしょう?。
なお、全国12エリア別ランキングでは・茨城・栃木・群馬の北関東エリアの3部門とも1位を獲得しているのですから此れは作者としても鼻が高い・・・と思っている次第です。
結婚から出産・育児迄、若者や子育て世代をサポートする切れ目ない支援を実施していて、本文中でも紹介しておりますが中々住みやすい街であることは確かです。
本文中での田子地区=大子町は袋田の滝で有名で、冬の季節には氷瀑でアイスクライミングする方が多く訪れていますし、府見地区=水府町の竜人峡に架かる竜人大橋は成人式などで新成人のバンジージャンプが行われる等、地域を紹介させて頂きました。
常陸太田市街を本文中でも紹介していますが、旧市役所が有った(現・梅津記念館)市街は東町と西町でそれぞれの趣を出していますし、醤油蔵や若宮八幡宮が有る内堀町や舞鶴城跡の中城町、木崎町、山下町、東山荘ならぬ西山荘は「この紋所が目に入らぬか」で有名な水戸光圀公(黄門様)の隠居された場所として有名ですね。
他にも鶴竜と本文では紹介していますが、瑞竜山には水戸徳川家のお墓が有り、山の中腹にある儒教形式墓の中に歴代のお殿様が眠っています。
レストランやスーパー、病院なども語呂を変えれば存在しておりますし、燃えるハンバーグは筆者も食させて頂きましたが、目の前で起きた奇抜さよりも料理が美味しかったのが強く印象に残っています。
蕎麦も本文中で紹介していますが、この地区の蕎麦は細切りではなく田舎で一番食されている全挽きの粉で打たれ、太めの蕎麦を巻繊(けんちん)汁で食べると云う都会とは違った食べ方ですが地野菜が美味しいのと蕎麦の香りで口の中に美味しさが広がります。
本文中でも紹介している黄門様が喜んで食したと云われる粽(ちまき)ですが何故か餡入りで、私も他の地域の粽とは違う事に東京へ出てから初めて分かった次第でした。
水戸徳川家が納めるまでに四百数十年間統治していた佐竹家歴代の墓などもある佐竹寺や、その名前が有る佐竹地区には名前を冠した高校もありましたが、現在大田第二高等学校と統合してしまいました。
清和源氏の新羅三郎義光の流れを汲む佐竹の殿様は、徳川家康に関ヶ原の戦い後に改易され秋田の久保田へと移り、その後は水戸徳川家に変わり佐竹刈りが1年間行われたと云われていますが、其れなのに現在でも佐竹様と語り継がれているのだとか。
令和の今日でもお殿様(水戸様と佐竹様)が二人いる不思議な街でもあります。
是非この小説を読んだ読者の方には一度は訪問して欲しいですね。
但し、田舎で暮らそうと思うには文作中でも紹介していますがある程度の覚悟は必要です。
コンビニには車で行かなければなりませんし(近い人は別ですよ)、町中に出るにも病院に行くにも車は必須と考えておいてください。
昔はバスの便が良くて結構山の近くまで入って来ていましたが、過疎化と少子化、車社会の波にバス会社も採算が取れない路線は廃止せざるを得なくなり、幹線通りにあるバス停からは数十分は歩かなくてはならないと思っておいた方が良いです。
其れでも環境は良いですし、物価は安く、日立や那珂湊地区など海は近くに有るため海水浴や食の海の幸や山の幸には恵まれています。
高速道路も、常磐道日立南インターまで市役所から二十数分で行けるくらい近いですね。
JRは東京駅から常磐線で水戸駅迄、其処から水郡線常陸太田行きに乗り換えて終着駅迄になりますが、本数は少ないので要注意です。
決して間違えて福島県の郡山駅まで行かないようにして下さいね、水郡線は名前の通り水戸~郡山間を走る電車であり、上菅谷駅から分岐して常陸太田駅に向かう事になりますが、奥久慈清流ラインという愛称が付けられていますのでローカル旅を楽しみたい方には面白いかも知れません。
最後に、文作中に出てくる黒羽地区は白羽地区で、神社も天志良波神社(谷河原町には天白羽神社)、里野宮地区や茅根地区など、ちょっと語呂を変えて有りますのでご承知下さい。
この作品を最後まで読んでくださいまして感謝申し上げます。
作中の資料を提供して下さいました皆様、ありがとうございました。
十七年目のプロポーズ 白羽 操 @hirobokkuri2
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