世界中で便器が美少女になったそんな尋常ではない出だしから始まる物語こそ、スケベンキであるツンデレ便器ヒロインが、便器としてのアイデンティティを遺憾なく発揮し、そして主人公が振り回される愛と希望の物語である……信じられないとは思うが、そういう話なのだこのレビューを読んでほんのわずかでも惹起されてしまったなら、観念して読むことをおすすめしよういや、まあ、なんだ残念なことにこのスケベンキ、マジでかわいいんだよ……
読書とは作者との間接的な対話である。という持論のわたしにとって、とても価値のある作品でした。性癖全開。ここまですがすがしく書いてもらえると、恥ずかしさなんて吹き飛んでしまう。うん、小説を読もう!