第2話 親について

親は、法律公認の犯罪者、ストーカーになり得る存在だ。ここまで特権を持つ存在を私は知らない。

私みたいに生きる能力が低いと、地元の市役所に勤めるしかなくなる。私の親は毒親だが、どちらかと言えば権力者で、名声を築き上げている。

ゆえに、その親の子供として見られ、うんざりとしていた。

だからこそ、表舞台に立つのは向いていないにもかかわらず、子役として活動していた。ちょうど、芸能人に対するバッシングが激しい頃で、私は誹謗中傷にさらされた。その痛みはときどき、私の精神に害をもたらしており、まるで千本の剣につらぬかれるような痛みに襲われる。役人でつくづくよかったと思う。


ちなみに友人からは、精神的なもろさを指摘されており、事実、そうなった。


なお、私はリアルで誹謗中傷、ひどいいじめ、パワハラ、モラハラと痛い目にあい続けており、

「インターネットの人間関係は危ない」には非常に腹が立って仕方ない。


こちらの見た目、メガネをかけておとなしそう、何言っても反論しなさそう、でだいぶ痛い目を見ているので、インターネットの方が気が楽なのだ。

見た目に左右されないし。

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トラウマについて 荒川 麻衣 @arakawamai

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