結構前に『なろう』の方で読んでたんですが、こちらで見かけたので読み返しています。ファンタジーと日常のバランスが良く、派手すぎたり大袈裟過ぎたりしない。無双やハーレム、ざまぁ、実は〜でした?系にはもう飽きた!って方にお勧めしたい。とりあえず読んで欲しいです。
特別なイベントは、これと云ってなく、淡々と平坦な日常の一部として、ダンジョンを探索する日々を描写する。これが最初から最後まで続きます。特筆すべきは、読者を飽きさせない文章力でしょう。神の試練も目的もない。人より ちょっとだけ運の良い主人公の、何でもない週末の過ごし方。それだけ聞くと、すぐに飽きてしまいそうな物語なのに、何故か飽きない。最後までスルッと読めてしまう。テンポの取り方が、とにかく秀逸です。
堅実なダンジョンもの。出てくる人も不快に感じる人物がいないし、口だけ煩い権利ばかり主張するヒロインなどがいないのがかなりの好感度。ノンストレスで読めます!続きを楽しみにしています。
こういうコツコツ型好きです。yakinukutabetai!