あとがき


まず最初に、最後まで読んで頂いた方、チラ見して頂いた方、

小説投稿サイトにシナリオをぶっ込むという愚行にも関わらず、お読み頂けた事は感謝でしかありません。本当にありがとうございました。


この物語を考えた上で、生意気ながらも作者の想いなんかを残しておきたいという自我があり、あとがきという形で書いてみる事にしました。


まあ、簡単に言うと誰にも言う人がいないので、ちょっと書いといていい?

といった感じです(苦笑)


よければ、お付き合い下さい。





まず、この物語を思いついたのは、近況ノートでも少し触れていますが、ネットTVのAbemaさんで放送している「恋リア」といわれる高校生達の恋愛リアリティショーを見たのがきっかけです。恋愛ドキュメントなので、デートなどするのですが、彼らにとって手を繋ぐ事は割と容易いようで、まあ手を繋ぐ事自体は普通なんですが、彼らの場合、手を繋ぐといったら恋人繋ぎがデフォらしく。ただ告白する前なのでカップルではない。なんならそんな好きでもない相手ともガッツリ繋ぐ。



おやおやおや? もう少し、手を繋ぐ事にスペシャル感ってなかったかしら?



というような事が頭を過ぎり。

出てる子もタレントの卵のような子達ばかりで、同世代でもかなりイケイケな子達。そりゃ手を繋ぐ事なんてイージーです。TVショーだし、演出的なアレもあるでしょう。とは思いつつも、そんな事がしばらく気になり。



こういう子達が手が繋げなくなると困るだろうなー


ビームなんか出たら絶対嫌がるだろうなー



と発展し(なぜ?)

で、男子だと面白がる可能性があるので、女の子の方がよさそう(嫌がりそう)

という事で、手からビームが出て手が繋げないというヒロイン像が出来上がりました。


で、そんな事を考えていた時に、とあるシナリオの公募がある事を知り。

そこでの規定が函館を舞台にした物。函館なのはそれが理由です。


そこから函館の町について調べ始め……


(夜景、五稜郭、砲台跡、イカ、いか踊り、縄文時代の遺跡、中空土偶、宇須岸の名称 …… etc 。宇須岸の水以外はほぼ実在。塩辛バーガーやクレープはフィクション)


ヒロイン像も「ビーム出るとかマジウザいんですけど」みたいな路線で、最初はもっとコミカルに仕上げる予定だったんですが、何となく切ない方に寄っていき……



「手からビームがでるのは、思春期の女の子にとっては結構辛い」



のテーマの元、函館という場所を合わせて出来たのが本作です(やっと言えた)





ちなみに応募したコンクールではダダすべり……



え?この面白さわかんないの? 物語自体はそんな悪くない!……ハズ。



そんな自負があり、、、


元々がボリューム的にターハイだった事、また応募用のシナリオに全て詰め込めれた訳ではなかったので、やりたい事全部詰めこんで一回ちゃんと書いてみようという事で書き始め。ちなみにシナリオのコンクールの規定は、400字詰めで多くて100ページの所、本作は200ページを超える代物になり、書いたはいいがドコにも応募する所がなく……。



じゃあ、投稿するしかなくね?



と、相成り、小説サイトにぶっ込む形となりました(すいません)


(脚本の投稿サイトもあるにはあるのですが、いかんせん人が少ないのです)






ちなみに本作は未完成です。

小説はそれだけで完成しますが、脚本はそうではありません。

脚本は飽くまで設計図で、映像化される事を前提としています。

設計図だけでは意味がなく、映像化される事で完成し、初めて誰かに届きます。


そこに虚無感を感じるのは事実で、投稿を始めたのは、そんな虚無感を埋める為のあがきでもありました。


少し愚痴っぽくなってしまいましたが、何を言いたいかというと、このシナリオは第一稿でしかなく、飽くまでタタキだという事。


もしコレが本当に映像化されるなら、もっと色んな人の意見が入ってくるでしょうし、シーンとして必要ないトコ、逆に足りてないトコは多々あって。

セリフ部分の「……」なんて完全に演出、役者頼みでしかなく、ウスケシ作戦にしても、もっともっと面白く出来ると思います。


そういった所でのタタキとしての第一稿。

それが本作であり、まあタタキとしてはこういう事かな、というのが書き上げた今思う正直な想いです。






ラストについて少し。



本編は一華と蒼志の2人で終わっていますが、それだと少し寂しいなと。

主役は彼らですが「町」としての姿を描きたいというのがテーマとしてあったので。

なので、これがもし本当に映画になるなら、最後エンドロールが流れる所で詩歌や茜、啄三や町の人を登場させてワイワイやって、最後は町を出て行く一華をみんなで見送る。

みたいな感じに出来ればいいなーと妄想しております(ほっこりしか勝たん)






というような事を思っておりましたという、あとがきとして書くまでもないなと思いつつ、そこはご容赦下さい。


最後、改めてになりますが、お読み頂けた事は感謝でしかありません。

途中、感想も頂けて、とてもワクワクした気持ちでした。


今後、シナリオ形式での投稿はあまりしないと思いますが、これからも創作活動は続けていこうと思っていますので、良ければお付き合い頂ければと思います。


感想自体はまだまだ大歓迎ですので、ご意見あれば是非お聞かせ下さい。


お読み頂けた全ての方に感謝です!

本当にありがとうございました!!!



よしの

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

手からビームでちゃう よしの @yoshino_0108

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ