あとがき

あとがき~お詫びと告知を添えて~

※本稿は、「朱に交われば紅くなる」本編についてのお話が沢山含まれています。ネタバレになる恐れもありますので、読み終わってからご覧ください。




 と、言う訳で「朱に交われば紅くなる」なのでした。このタイトル、最近ようやくPCが覚えてくれて、一発変換してくれるようになったんですよね。そもそも辞書登録しろって?もっともだ。


 この後書きなのですが、最初のころは「舞台裏」(※一番下にURLを貼っておきます)の方に載せようかなと思っていたのですが、色々と考えた結果、作品の末尾につけるという形が良いと思った」というのが主なところでしょうか。



 そして、最初に二つほど、お詫びをさせてください。


 一つは、話の尺の話。これに関してはカクヨムコン6に出ていたことも関係しているのですが、その関係上本作は、「10万字に収める」という発想で逆算して書かれています。


 従って、途中「もっと尺を取って語ってもいい場面」がやや駆け足になってしまっていることはお詫びしておきます。


 一応話として矛盾なく楽しめる構造に何とか苦心して改築はしてみたのですが、これに関しては後日、日常回の話としてどこかで筆を取ろうと思っております。


 どうだろうなぁ……ここに追記するのは難しいから、あたらめて別作品として、短編集みたいな形で出そうかな。余裕が出来たらやりたいと思います。


 それから二つ目。これは時系列のお話。


 これもまたカクヨムコン6と関係するのですが、本作の執筆は割とタイトなスケジュールで行われていました。


 従って、本当に少しではありますが、時系列に狂いが生じています。お判りいただけたでしょうか。そこに違和感が抱ける人は良い感性を持っているんじゃないかと思います。


 本当にちょっとしたことなのですが、修正をかけて、どこかで「ここ修正したよ」ということを書きたいと思います。これは「舞台裏」がふさわしいですかね。


 それから時系列に関するまとめもどこかで作ります。自分が間違えるから。重要な伏線は一切間違えないのに、こういうところで引っ掛かるんですよ。勢いで書くから。


 ちなみになんでこんなことになってしまったかというと、ゴールデンウィークに一大イベントを持ってきたくって、逆算すると、スケジュール的にどうしても無理が生じてしまうということに気が付いたからだったりします。


 そのあたりのお話はイメージ的には三巻となる部分で語ることになります。全体尺でどれくらいになるかは、書いてみないと分かりませんが。



 とまあ、ここまでがお詫びのお話。で、ここからは「朱に交われば紅くなる」の今後についてのお話です。


 先に書いておきます。本作はここで一つの区切りになっていますが、「朱に交われば紅くなるなる2」を書きます。


 と、いうか、なんならその後の「3」と「4」に関しては大まかな話が出来上がっているんです。最低でもそこまでは書きたいなぁと思っています。一区切りまで書いて自分が全く飽きてこなかった作品って多分これが初めてなので。


 本作ですが、はっきり言って話自体は全く終わっていません。


 これに関してはずーっと悩んでいたことなんですよね。「一巻分」つまりは、「十万字」の部分で伏線に収集をつけて綺麗に終わる作品だけが果たしていい作品なのだろうかと思っていて。


 自作で言えば「creAte!」あたりは「本来ならば一区切り以降に書かれていてもいいはずの内容」を語ったあげく、尺が長くなってしまったといういわば「両立しきれなかった」作品だったりするんですよね。


 もちろん、後で出てくる伏線が先に出てきただけという言い方も出来ますし、全体を組み合わせていけば問題はない可能性もありますが、やっぱりあれはあれで「見せ方」に失敗したなという思いがどうしてもありました。


 そんな中で昨年書いていた「されど美しき僕らのセカイ」は逆にその反動で伸ばし過ぎて、話が進まなくなった、という作品になっております。


 あれはあれで結構自分としては好きなのですが、やっぱり見せ方はうまく行ってないなという思いがどこかにありました。


 で、そんなことを踏まえて、様々な試行錯誤の末に、「もういっそのこと、コンテストにのっかるなんてことはやめて、大きな区切りで完璧に作ったらいいんじゃないか」という思考で書いたのが、この「朱に交われば紅くなる」だった、という訳なのです。


 そんなわけで、本作は回収されていない伏線はあるわ、なんならエピローグでキャラクター増やしてくるわで、おおよそコンテストでは受けないんじゃないかという書き方をしていますが、全体としての作りで見たときには、これがベストという配置を出来たんじゃないかと個人的には大変満足しております。


 大丈夫です。伏線も全部回収するつもりで配置しております。


 忘れてたら「あ、こいつ勢いで書いてて回収し忘れたな、バーカバーカ」と思ってください。そんなことないようにきちんと確認しながら書かないと………それが一番怖い。



 今後のことについては取り合えずここで書くのはやめておきます。ここで書くと、近況ノートで書けなくなっちゃうので。


 ただ、そこまでお待たせすることは無いと思います。連載の方が開始しましたら、この記事にURLは貼るようにしておきますので、覚えておいていただけると幸いです。


 まあ、近況ノートとかTwitterをチェックしてもらうのが一番早いんですけどね、冬。



 それでは、また「2」でお会いいたしましょう。



【関連作品】

・朱に交われば紅くなる2(作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816452219219042802

・朱に交われば紅くなるの舞台裏(作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816410413968508396

・朱に交われば紅くなる しょーと!(作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816452218448290545

・瑠壱は智を呼ぶ(※後継作品です)

(作品URL:https://kakuyomu.jp/works/16816452220806949514

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

朱に交われば紅くなる 蒼風 @soufu3414

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ