平凡な伊上くんの快走と回想

　大学院修士課程に進んだ「僕＝伊上栄作」は、大学時代から付き合ってる「彼女＝今庄菜摘」との仲も順調で、平凡な日々を送っていた。そして卒業後、あるメーカにエンジニアとして就職。そこで僕を待っていたのは、ちょっと癖はあるけど、暖かく指導しくれる先輩社員。
　ドラマチックなことも起こらず、淡々と進む物語。しかしこんな時代だからこそ、平凡な日々が心温まる「伊上くんシリーズ」、絵に描いたようなハッピィ・エンドでついに完結。