ざまぁ、というには清楚な明治のシンデレラ
- ★★★ Excellent!!!
副題からしてもう、主人公が救われるのが判っている物語です。
結末が判っていても、山に生贄として追いやられるまでを読むと、そこからの逆転劇を存分に楽しむことができます。
下を向いてばかりの絹子が立派な淑女となっていくのは素敵です。
そして、立派になった絹子が元家族と対面します。
その一連のエピソードを「ざまぁ」という俗な一言で言い表してしまっては、清楚な絹子に似合わないのでなにかいい表現があればな、と考える次第です。
おとといいらっしゃいませ、とか?(笑)