「私だってたまには恋する乙女というをしてみたいものさ」

 百合!めちゃくちゃ最高の百合!
 王子様的な振る舞いをする高嶺の花的な帆那と、帆那にそっけなく接している五十鈴、二人の物語です。
 後半の盛り上がりがめちゃくちゃ気持ちの良い作品。
 バイクが好きでもないのに、五十鈴をナナハンと呼ぶ帆那の思惑などもきっちり描かれていて最高です。
 短編って、一人称の視点変更は本当に禁忌くらいに考えているのですが、これは非常に効果的な作品でした。