作戦2:まずはテーマ設定…どうしよう

 まずは大まかなテーマ設定を考えてみることに。誰も見たことのない作品を作ろうとは言っても、やはり情報不足…しかしテーマを参考にとネットに走り出しても、同じようなものになってしまう。どうすればよいのか…。そこで私はある人の言葉を思い出します。ある出版社さんの講習会に出席した時に、おっしゃっていた言葉、「好きなものを貫きとおしなさい。」。これはすべての人に当てはまると思います。私はこの言葉を思い出し、ストーリーの参考にしようと思いつきました。では、私の好きなもの…。好きなものはたくさんあるけど、どれも中途半端で作品にできそうにない…。そうだ、京都だ!日本文学だ!日本人であるからには、日本古来の人物が現実ではない世界で戦い、生活し、たくさんの出会いをしたらどんなに面白いでしょうか。日本の文学と聞くと、堅苦しく読みづらいという印象があると思います。実際私もそうで、現代とは全く違うムツカシイ言葉が使われており苦手意識はあります。しかし、読んでみると意外とオモチロイ。この面白さを是非、異世界物語で知ってほしいものです。また京都が舞台の作品は多々あり、私が何時間も歩き回るほど魅了された京都の魅力をこの物語を通して、たくさんの人に知ってほしい…そう感じ、筆をとることにしました。


 ところで余談ですが、皆さんは京都にどのくらいの数の有名な日本文学作品があるかご存じでしょうか?『源氏物語』や『宇治拾遺物語』、『更級日記』や『枕草子』さらには説話で有名なものとして『浦島太郎伝説』もここ京都が舞台となっている作品です。さらに近代では『羅生門』『檸檬』『細雪』など有名な作品が名を連ねます。ではでは。どのようにすればたくさんの人の目につき、更にオモチロイと感じてもらえるでしょうか。私には分かりません。なぜならこの作品が初めての本格的な作品で、更に初めて知らない人の目に留まる作品であるからです。うーん、うーん…分からん。テーマは決まったものの、いわゆる「バズらせる」方法がいかなるものか、それが私には分からぬのでした… 。

(話し方が古風なのはきっと源氏物語の映画をみているから)                               To be continued...

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異世界系を知らない私が異世界系の小説を書くまで。 @Kosaya

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