応援コメント

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  • 『通り雨が運ぶ歌』への応援コメント

    お久しぶりになってしまってすみません!

    主人公の運命があまりに過酷過ぎて、胸が痛んだのですが……(私も目を壊したらほとんどの楽しみを奪われてしまうと、自分に重ねるとぞっとしました)
    支えてくれる有紀さんは歌が上手くて、歌は目が駄目になっても楽しめるもので。
    当然歌だけでなく、何より隣にいてくれることが一番の救いでしょうけど、彼女が歌えてよかったなあと思ってしまいます。笑

    人が絶望に陥ったとき、一人では立ち上がれない人を救えるのは、やはり人なんだなあと改めて感じました。
    私も救いを書くのが好きで。救いの瞬間って、何度読んでもいいな……と思っています。
    暗がりにいた彼に光が差した瞬間の喜びを、確かに味わわせていただきました。ごちそうさまでした!

  • 『トンネルを抜けて』への応援コメント

    きっと自分も誰かにとって特別なんだろうなあって思うんですけど、自分にはそれがわからない。
    自分が特別に思っている人も、相手はそれを感じ取ってくれていないかもしれない。
    言葉にするって大切だなあと感じさせられました。それで自分や誰かが救われることもあるかもしれませんので……。
    物語のお兄さんも、いつか自分が納得いく形で伝えられたらいいのになあって思います。

  • 幼い頃のできごとって、その人の人生に大きく影響するって言いますけど、これは……
    事実をどうにもできないのに予知夢を見てしまうって、本当に残酷なことですよね。

    これ、最後はきっとあれですよね、現実と夢がごっちゃになってしまったパターンで、現実でやっちゃったパターンですよね……(読み違えてたらごめんなさい)
    彼女に何ができたんだろうと思うと、少し居た堪れない気持ちになります。
    彼は彼女を一時期救ってくれたのかもしれないですけど、最終的には追い詰める原因にもなったわけで……
    生きていくって難しいな、なんて何か壮大なことを考えてしまいました。
    外に拠り所を作ると、拠り所が失われたら生きていけなくなってしまうから、自分の中に拠り所って持ってないといけないのかな、なんて考えたりして。

  • 『晴れ時々』への応援コメント

    すごく丁寧に、主人公の心情を拾ったお話ですね。
    素直になりたいけどなれない、こんなこと言いたいわけじゃないのについ言っちゃう……そんなものですよね。
    特に相手が幼馴染となると……今の関係性を壊したくないって思うと、素直に話すことが余計に憚られてしまう。切ない……

    でも、なんでしょうね。この一日の天気の移ろいに、ちょっと暗示的なものを感じてしまうのは深読みしすぎでしょうか?
    小さい頃は素直でいられたでしょうし(快晴)、大人一歩手前の時期の素直になれないときがあって(雨)、そしてまた大人になって綺麗になる……(綺麗な夕焼け)
    成就するかはともかく、いつか主人公が素直になれる日が来るんじゃないかな、なんて。

  • 『夢の最果て』への応援コメント

    ああああああああぁぁぁ……
    好きです。とても好きです。すごく好きです。もうめちゃくちゃ好き。このお話が今まで読んだ四つのお話で一番好きです。
    いえ、あまり他の書き手さんの書いた作品に優劣つけるのは得意ではないんですけど、これはもう……本当に好きで。
    なんて優しくて温かいお話なんだろう。

    『僕はその夢を追いかける。ずっと追いかけ続ける。 振り返れば、僕らの歩んできた道には、幸せの花が咲き乱れていた』
    ここが……ここが最高に好きです。
    夢は叶うもの、なんていうのはきっと、それこそきれいごとだと思うんですよね。
    でも夢を無我夢中で追い続けた自分の軌跡が、自分を支えるということはきっとある。
    夢は叶うと教えてくれる作品はたくさんあっても、夢は叶わなくてもいい、叶わない夢が自分を支えてくれるって教えてくれる作品って、私は初めて見ました。

    紺野さんのお話は、疲れたときに憩いを求めて読みたくなっちゃいますね。
    先にも言ったように本当に優しくて温かくて、何か柔らかいもので包み込んでくれるような気がします。
    一人の書き手として、というより、一人の人間として、紺野さんの心の在り方に惚れてしまいました。

    作者からの返信

    私はこのいふさんからのコメントを見て、このお話の続きが書きたくなりました。続きというか、別視点というか、彼女側のお話を書いてみたくなり、気がついたらプロットを作っていました笑

    夢は必ず叶うというのが綺麗事でしかないと、もう知っていて、だけど叶わなくてもいいんだということは、おそらく自分が自分に伝えたかった、信じたかったことなんだと思っています。実際、このお話を書いてから幾分経ちましたが、私も振り返れば、当時の夢は叶っていなくても、とても幸せに生きているなと感じていますし、どこかで夢を諦めたり、才能を見限ったり、現実を見なければいけない時、それを「いままでの道の挫折」とするか、「少し得意な能力を持って違う道をはじめる」ことにするかで、ずいぶん違う道を歩めるような気がしています。

    私もいふさんのコメントに意欲を刺激されまくっていて、いふさんの書き手としての在り方がとても好きなんですよね…!惚れた方の負けとはよく言いますが、私も惚れているのでここは一つ相討ちといきましょう笑

  • 『トンネルを抜けて』への応援コメント

    特別になりたいと思ったことがあります。妹さんのように。
    というか、今でもどこかでそう思っている気がします。
    今の仕事は気に入っているんですけど、たとえば私が急に働けなくなったとして、その瞬間は周りも困るでしょうけど、少し経てば私がいたことなんて忘れてしまうくらい、全てが丸く収まるんだろうなと思うと、ときどき切ないような気持ちになります。
    だから、妹さんの気持ちは、本当に良く分かる。
    でもきっと、お兄さんの言っていることが答えなんだと私は思います。

    皆にとっての「特別」って、本当の意味での「特別」とはまた違うと思うんですよね。特別って、きっと唯一に近いものだと思うから。
    たとえば絵の才能を大成させてその世界で特別になったとしても、誰かの唯一になれるわけではないから……それよりも、誰かの唯一になる方がずっと「特別」なのかもしれない、なんて。

    紺さんの書かれるお話は、読むと色々と考えたくなってしまいます。それがとても心地良い……
    私も時々短編は書くのですが、その際「これを書きたい(伝えたい)」というところが物語の構成の最初の部分なんですよね。
    多分なんですけど、紺さんも同じなんじゃないかな、とここまで読んで思いました。
    続きも読ませていただきます。

    作者からの返信

    私も今でも、特別になりたいという気持ちは、多分捨てきれてないです笑
    この作品と、夢の最果ては、私の周りにたくさんそういう気持ちの人がいた、ちょうど大学卒業付近の頃に、自分を救うため、そして誰かに響いたらいいなと思って書いたものです。

    この作品群は、携帯電話主流の頃に、学校帰りなどにメールで書き殴ってたものでして、何もテーマを決めずに書いたものも、何か伝えたくて書いたものも混在しているのですが、おそらく読んでるうちにバレる気がします笑

    物語中、誰の特別になりたかったのかを明記はしていませんが、やはり「誰かの特別」になりたくて奮闘していたことを示唆したつもりなので、その辺りが伝わってたのは純粋に嬉しいです。
    たくさんコメント本当にありがとうございます!

  • 『走る犬』への応援コメント

    ユウナさんのコメントへのお返事も読ませていただいてからのコメントなので、紺野さんの解説? も入った状態ですから、より紺野さんが書きたかったことが明確に伝わったかなと思います。
    メッセージ性の強いお話が好きなので、次話からも楽しみになりました。

    二つ考えたことがあって、一つは、記憶喪失って残酷だなということです。あれ、なんか読書感想文みたいになっちゃってるかな。笑
    人間も、きっと人間以外の動物も、その存在を形作るのに記憶って大きな要素を持っていると思うんですよね。
    それを失ってしまったら、自分が何だか分からなくなってしまって、どう生きていいのか指標も分からなくなってしまう。
    この犬のように、何をどうしてもいいか分からないで彷徨いながら、それでも生き続けなきゃいけないのって辛いだろうな……と。
    そう思うと同時に、自分がこれまでの記憶を持っていることに感謝したくなりました。
    一緒に記憶を作り上げてくれた人たちにも、なんだかお礼を言いたくなったりして。

    もう一つは、人間って勝手だなということです。
    相手を自分の好きなように決めつけて、ふるい分けて、知らない間に差別しているんだなって。
    特に飼い主さんからの見え方はそれが顕著で、自分の思うようにならないならもう飼い犬でもないだなんて……ううん、人間は勝手だ。
    他者へ期待することは一つの信頼の表れなのかもしれないでんですけど、一方で押しつけなのかなあ、なんて考えました。

    こう、お話を読んだとき勝手に頭の中で話を膨らませるのが好きなので、ぐだぐだと色んなことを話してすみません。
    続きも楽しみにして読ませていただきます。

    作者からの返信

    お返事遅くなりました!ありがとうございます!嬉しくて何度も読み返していました!(アプリからも返信できるようにしてほしい…!)

    記憶喪失は残酷、という点で、私は先にランテが浮かんできました笑
    彼にとって記憶喪失が残酷だったのか、それとも逆の意味があったのか、割と常に考えていたので…でも似たようなことが言えますよね。結局誰も自分のことを知らず、説明ができなければ、見る人によって立場も重要性も変わってくるという点では、ランテにも共通してるな〜なんて考えてました。

    色々考えて頂けるのは書き手冥利に尽きます…!こういう感想とても嬉しいです!テンション上がって一日ニヤニヤしてしまいますね…!