毎日違った内容の短文を、まるで読み手に直接投げかけているような錯覚さえ覚える文章力。一日の始まりに。一日の休憩に。一日の終わりに。「あなた」のひとときを、少しだけ豊かにしてくれますよ。
最小限の長さで表現された、さまざまな思い出や感情の一片と、その長さでは書ききれない(あえて書かない?)裏に秘めた想い。一つひとつのお話が、読み終えると心が暖かくなる優しさにあふれていて、とても素敵な「ひととき」をもらえます。「小説」と銘打っていますが、これはSNS時代の、まごうことなき定型詩だと思います。
この作品は、どの話を読んでも優しさがあふれていて、とても心が温かくなります。優しさを、表現するのって意外と難しくて、それができているのはまずすごいです。また、読後「明日もまた頑張ろう」と元気ももらえます。更新も結構よくされているので、読みにきた時、違う話がさらにあるのは読者としては嬉しいですよね。ちょっと疲れた時、辛いことがあった時、この作品を読んで癒されてみるのはどうですか?