と、感動のままに読み終えられました
涙を流しながら読んだのは久々です
歪な性格、とされていますが、主人公君、もうチョット歪な点が強調されても良かったかな?とも思いましたね
極々平均的な性格じゃあないの?って疑問に感じながら読む事もありましたが、当時の王国の貴族としては、って事でしょうねえ
親父殿も最後は嫁さんと…チョット驚きましたが、息子の事を思えばやむを得ないのかな?とも感じましたね
悪役はみっと悪役っぷりを強調し、最後は思いっきり惨めに没落、ってカタルシスを期待していましたが、これはコレで良い展開だったのでは、と今は思います
長編ご苦労様でした
書籍版、購入せざるを得ませんね
ありがとうございました
異世界転生でもチートでもないこんな内政ファンタジーを待っていました!
昨今の内政モノは転生人が現代知識無双していくような作品ばかりで、転生でも転移でもないこの作品がとても新鮮でした。ストーリーも重すぎず軽すぎず、非常に読みやすく仕上がっており、あまりの読みやすさに物語に引き込まれてしまい、一日がつぶれてしまいました(笑)
主人公の性格も良く、悪人ではないが善人でもない、いい意味で人間らしいキャラクターで好感を覚えました。自分が愛されるためにまず自分が領民を愛す、という考えにも強く納得でき、そう思う背景に父親との確執があるのがとても説得力を感じました。
総評をいうのならば、とても面白かったです!