まさに主人公の一生涯が詰まった作品

所謂成り上がり物、内政物なので前半は少しバタバタした感じもあるかと思います。その中でぜひ読んで欲しいのが、物語の随所にある主人公の演説です。
彼の考える幸福とは、愛とは。
受け取り方も様々ですが彼のそれまでの生涯と、これからの最大の幸福を見据えた将来について、私は大変共感できました。

一番好きな演説にも触れたいところですがネタバレになるのでどうか皆さんの目で確かめてみてください。