隅田天美の年末 後編(2020/12/31)

 はてさて。

 困ったことになった。

 出汁を取るのに失敗した。

 この出汁がベースで年越し蕎麦と雑煮を作るので本当に困った。

 そこで私は禁断の秘技を使った。

 冷蔵庫の中から『麺つゆ』を出し、鍋に入れた。


 今回のことで改めてインスタント顆粒出汁とか麺つゆの偉大さを知った。

 まさに、魔物モンスターである。

 そのモンスターが近所のコンビニやスーパーで何種類も売られている。

――日本、凄い。

 そんなことを思う。


 さて、半ば強引に修正を加えて飲めるようになった出汁を横のコンロで温め、大鍋に水を入れて火をつける。

 沸騰させて蕎麦を入れる。

 茹で時間は三分。

 その間に葱を刻む。

 茹であがった蕎麦を水で締め丼に入れる。

 次に昨日あらかじめ作った天ぷら、青菜を入れ刻んだ葱を添える。

 最後に温めた汁を入れて完成。


 居間で食べた感想。

――天ぷら揚げたてなら最高

 全体的に温い。

 まあ、猫舌の私には最高なのだがもう少し温かくても良かった。


 最後に食器類などを洗って今年の食事は終わり。



 本年も『隅田天美』をご愛顧いただき誠にありがとうございました。

 来年もマイペースに小説やエッセーもどきを書いていきますのでぜひとも感想などを頂けると幸いです。

 コロナなどで辛い時期ではありますが、それが終わった暁には「あの時、こんなことがあって……」と語り合えたら最高です。

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隅田天美の年末  隅田 天美 @sumida-amami

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