余白 215,590作品のうち、公式作品ってどれくらいあるの?
(注意)本作のデータは全て2021年1月19日から20日にかけて取得されたものです。
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「タケル君、パソコンの蓋なんか開けちゃって何をしてるの?」
俺――
「最近、
「ふーん。パソコンのことはよく分からないけど、純正パーツにこだわるのには何か理由があるの?」
「やっぱり、純正パーツは公式なサポートが期待できるし、1番安心して使えると言うのが大きいかな。バルク製品だと信頼性が担保されてないからどうしても不安になる。特に、半日とか1日かかるような計算をやってるとね」
「ほんと、最近はずーっとパソコン動いてるもんね」
「さて、作業終了っと。後は公式ホームページからドライバをダウンロードしてっと――」
しばらくの後。
「ふぅ、何故かトラブったけどようやく設定が終わった……」
「お疲れ様、タケル君。はい、ホットココア」
「ありがとう、ケイコちゃん」
「しんどいなら、今日は研究ノートを読み進めるのはやめとく?」
「別に構わないんだけど、軽い話題とかないかな~」
「そうねぇ……あっ、カクヨムの公式連載事情とかどう?」
「ふむ」
「さっき、公式ホームページとか言ってたでしょ。そこからヒントを貰ったの。
私がたまにお世話になってるカクヨムの公式連載作品は、このページから見ることができるわ」
「カクヨムから書籍化された作品の第1巻が丸々読めたり、昔の大ヒット作品が無料で公開されてたりと、結構大盤振る舞いなのよ」
「そうらしいね。去年の事だけど、ふと公式連載のページを覗いたら『涼宮ハルヒの憂鬱』や『スレイヤーズ』、『フルメタル・パニック!』、『冴えない
ハルヒの場合は最新刊発売前の特集、その他は『ファンタジア・リビルド』というゲームのプロモーションだったようだ。
残念ながらこれらの作品はすでに非公開になってしまい、カクヨムで読むことはもう出来ない。残念だなぁ」
「タケル君、フルメタの大ファンだもんね」
「俺が子供の頃はミステリーなどの一般書籍を中心に読んでたけど、ライトノベルの中で富士見ファンタジア文庫だけはよく読んでたな。例外はハルヒ。フルメタ最終巻までアニメ化はよおぉぉ!」
「とまぁ、滅多に知ることの出来ないタケル君の情報が明らかになったところで、カクヨムにおける公式作品のデータを見せてくれない?」
「そうしよっか。
まずカクヨムにおける公式アカウントの見分け方からだ。作品には必ず『書き手』の名前が表示されてるけど、公式アカウントには名前の後ろにカクヨムの四角のロゴマーク――Officialマークがついてるんだ。
ここでは、公式アカウントから公開されてる作品を公式作品と
「まぁ、当然ね」
「まずは作品数からだ」
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統計情報:公式作品数(2021年1月20日現在)
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734作品
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「おぉ、思ったより多いわ」
「確かに絶対数で見れば多いな。ただ、百分率にすると全体に対する公式作品が占める割合はたった0.34%だ」
「でも、それだけ一般の裾野が広いってことよね。Web小説サイトとしては喜ばしいことじゃないかしら」
「そうだな。
さて、次は公式作品を公開しているアカウントを全部列挙してみよう。ちなみに、データを集めた時点の2021年1月20日現在で作品の更新日時が早い順に並べてあるぞ」
「分かったわ」
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統計情報:公式作品を投稿したアカウント名(2021年1月20日現在)
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『フィルムアート社』
https://kakuyomu.jp/users/filmartsha
『角川ビーンズ文庫』
https://kakuyomu.jp/users/beans
『電撃文庫』
https://kakuyomu.jp/users/dengekibunko
『メディアワークス文庫』
https://kakuyomu.jp/users/mwbunko
『富士見L文庫』
https://kakuyomu.jp/users/lbunko
『ビーズログ文庫』
https://kakuyomu.jp/users/bslog
『ファンタジア文庫』
https://kakuyomu.jp/users/fantasia
『キミラノ運営公式』
https://kakuyomu.jp/users/kimirano_official
『エンターブレイン ホビー書籍編集部』
https://kakuyomu.jp/users/hobby
『MF文庫J編集部』
https://kakuyomu.jp/users/mfbunkoj
『電撃G'sマガジン』
https://kakuyomu.jp/users/gs_magazine
『カドカワBOOKS公式』
https://kakuyomu.jp/users/kadokawabooks
『角川スニーカー文庫』
https://kakuyomu.jp/users/sneaker
『ファミ通文庫』
https://kakuyomu.jp/users/famitsu
『minmr kasmi』
https://kakuyomu.jp/users/isdr_kadokawa
『角川文庫』
https://kakuyomu.jp/users/kadokawa_bunko
『カクヨム運営公式』
https://kakuyomu.jp/users/kakuyomu_official
『DRAGON NOVELS』
https://kakuyomu.jp/users/dragon-novels
『角川ルビー文庫』
https://kakuyomu.jp/users/rubybunko
『@TA-BREAK_kadokawa』
https://kakuyomu.jp/users/TA-BREAK_kadokawa
『NOVEL 0』
https://kakuyomu.jp/users/novel0_official
『ガルスマノベルス』
https://kakuyomu.jp/users/glsmnovels
『ドラゴンブック編集部』
https://kakuyomu.jp/users/dragonbook
『「L-エンタメ小説」/プライム書籍編集部』
https://kakuyomu.jp/users/prime-edi
『「あなたの街の物語」コンテスト公式』
https://kakuyomu.jp/users/anatanomachi
『ビーズログ文庫アリス』
https://kakuyomu.jp/users/bslog_alice
『稲垣(ドラゴンブック編集部)』
https://kakuyomu.jp/users/inak_kadokawa
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合計:27公式アカウント
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「私はよく公式連載のページに行くからどれくらいかは大体知ってたけど、改めて27という数字を見せられると多いなぁと思う」
「それだけKADOKAWAの規模が大きいということだな」
「最近、フィルムアート社が加わって話題になったよね」
「うん。フィルムアート社は創作のハウツー本なんかを出版してて、小説家の卵からプロのクリエイターまで、幅広い人達がお世話になる会社だね。そんな会社がカクヨムで小説の書き方を無料で公開してくれると言うんだから、そりゃたくさんの人が読みに行くのも当然だ」
『きちんと学びたい人のための小説の書き方講座』/フィルムアート社
https://kakuyomu.jp/works/1177354055193794270
「なるほど。確かに『書き手』の人達が食いつきそうなタイトルだわ」
「さて、次は星とPV数の統計量を紹介しよう。公式作品が一体どれくらい評価されているのか? どれくらい読まれているのか? その真実が今明らかになる」
「おぉ、楽しみ」
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★:公式作品(2021年1月20日現在)
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総数:★63,058
最大値:★2,504
最小値:★0
中央値:★22
最頻値:★3
(平均値:★85.91)
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PV数:公式作品(2021年1月20日現在)
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総数:23,691,754PV
最大値:2,146,488PV
最小値:4PV
中央値:3,891PV
最頻値:522PV
(平均値:32,277.59PV)
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「21万作品全体の中央値が★3だったことを考えると高いと言えるけど、もうちょっと評価されてもいいんじゃないかなー?」
「公式だし星は別にいいやと思ってる人がいるかもしれないし、書籍は売れてるんだしカクヨムの評価は関係ないと思ってる人もいるかもしれないな。
あと、公式作品は入れ替わりが激しいことも関係してると思う。
星が十分付く前に新しい作品の試し読みが始まり、旧作は非公開になっていく――ライフサイクルが早いから、星が貯まりにくい可能性はある」
「なるほど」
「とは言え、PV数は21万作品全体の中央値が47PVだから、これぞ公式のブランド力と言ったところだろう」
「公式作品はいっぱい読まれていると言うことね」
「次にちょっと面白い趣向を用意してみた。ずばり『公式作品の中でズバリどの作品が最も評価が高いのか?』をランキング形式で発表しよう」
「おぉ、面白そう!」
「評価の基準は星のみ。高い順に並べたとき、最も多くの星を獲得した作品は、次の3作品だっ」
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統計情報:公式作品★獲得ランキング(2021年1月20日現在)
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1位:★2,504『紅霞後宮物語 第零幕』/雪村花菜
https://kakuyomu.jp/works/4852201425155018614
2位:★2,244『青熊将と恋する若妻』/筧千里
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154962220
3位:★2,137『リトルテイマー』/神無月紅【5/10】3巻発売!
https://kakuyomu.jp/works/4852201425154961630
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「そして大変申し訳ないが、この3作品は読んだことがない」
「ないんかーい!」
「公式作品は、カクヨムにおける大多数の作品とは違って、編集者など複数の目が入ってから世の中に出てくる。今回紹介した作品もきっと面白いに違いない。もし読む時間を作れたら、この辺を改稿して感想とか書いていきたいな」
「タケル君、無理しないでねっ」
「さて、番外編としてお送りしてきた『公式作品編』はどうだったかな?」
「面白かったけど、他にももっとたくさんの作品があるのよね」
「そうだな。さっきも言ったけど、公式作品は入れ替わりが激しい。推しの作品を見逃さないためにも、ちょくちょくチェックすることをお薦めする」
「そして、気に入った作品は是非本を買ってねー」
「ってあれ? 俺たちいつからKADOKAWAの尖兵になったんだ?」
「え、そんなつもりはなかったけど!?」
「明らかに俺たちいっぱい宣伝してるよな」
「これが問題のステマって奴なのね……! やっちゃったわ!」
「お、俺たちはKADOKAWAからお金なんか貰ってないからね? ほほほ本当だからね? しん――信じてよね??」
「お願いだから、そんなしどろもどろな口調で言うのはやめて~っ!!」
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今日の研究ノートまとめ
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・カクヨムに掲載されている公式作品を紹介
・公式作品は流石にブランド力があるためか結構読まれている
・公式作品を語り尽くすには、この研究ノートの余白は狭すぎる
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