第2話

友達 作り方

友達になる方法

話しかけ方 学校

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今私の検索履歴を見られたら死ぬ。ドン引きされるか哀れまれるか笑われるに違いない。…いやあえて見せるか?話しかけられるきっかけになるか?でもなー正直これで話しかけてくる奴は大体私の苦手なタイプだろうな。

 友達。誰でもいいというわけではないし。やはり自分と空気感が近い人の方がいい。落ち着いた感じで心の広そうな人が狙い目か。心が読めるというのは実に厄介だが、自分にあいそうな人物がわかるので今は使える。

 とすると、吉川さんがいいかもな。吉川さん私の見た感じだと優しいし、何度か話したこともあるからワンチャンいけるかも。私の目的は3つ。1つ、移動教室を一緒にしたい。2つ、お弁当を一緒に食べたい。3つ、休み時間や授業でぼっちになりたくない。さて、この目的を達成するには障害が一つ。ヒントは現在は5月だということ。SO☆RE☆HA、もうクラスのグループは大体決まっている!!!

 ここで振り返ってみよう。時は中3。すべてがめんどくさくなり友人関係について考えることを放棄。卒業式、私には写真を一緒にとる友達がいなくなっていた。盛り上がる同級生たちを後目に、一人早々と帰宅。学校でもらったお祝いのまんじゅうは美味しかった。

 高1、中3と同じように過ごす。人の心も読むこともなくて楽。でも学校がつまらない。ふとした瞬間の孤独感が逆にストレス。

 高2クラス替え。「ぼっち」卒業を決意。しかし、友達の作り方がわからない。迷ってるうちに5月に入りグループが決まり始めている←今ココ

 吉川さん、普段誰といたかな…


 【悲報】クラスのグループ構成がわからない

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人の心が読めるから無双だと思ったらそうでもなかった。 @hanasukiku

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