独特のルビ使いに思わずニヤッとなるような「清楚」を、実に愉快に表現されています。そしてバトル展開に急変して以降は、余すことなくスタイリッシュに「清楚」を振舞っています。まさにサキュバスの魅惑に魅せられたように、読む人の心をひきつけて離さず、ずいずい読ませる作品です。
清楚JKと言いつつ、サキュバスのせいでムッツリっぽくなった主人公が魔性技なる技で悪人たちを懲らしめるバトルが見ものです。主人公はさいきょうなのでサクッと勝つんですけど、スカッとするよりも、(性的に)悶々としてしまうのが玉に瑕です。