捨て子サウルス

渋谷かな

第1話 これでいいのか?

「でやあー!」

 俺は赤ん坊の頃に高尾山に捨てられた。そして生きるために知恵をつけ力をつけるために訓練した。

「大丈夫?」

 16才の春。そんな俺が人類に保護された。

「あなた? お名前は?」

「・・・・・・名前? それは何?」

 山で一人で暮らしてきたので名前などなかった。

「どうしましょう? じゃあ、あなたの名前は高尾陽にしましょう。」

 俺は高尾山で発見されたので、語呂合わせで高尾陽という名前が付けられた。

「俺は高尾陽?」

 こうして俺の新しい人間としての生活が始まった?







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捨て子サウルス 渋谷かな @yahoogle

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