あおいろ

あかい恋は、あおい青春になりました!







 「佳奈、起きるんだ。遅刻するぞ!1」

「そんなこと言われてもねえ。ふぁぁ……。今もう朝の8時だよ」

「え……。遅刻だぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」



 やばい、間に合わない。どうしよう、佳奈にペースを合わせるといつもこうだ。

「っておいっ! いつまで寝てるんだよこのどアホ!!!1」なぜだか知らないが俺はパジャマ姿の佳奈をおんぶ状態で背負い、猛ダッシュしていた。



「すごーい。ここバイパスなのに、車がどんどん私に追い越されていくぅぅ」

「呑気なこと言っている場合かっ! お前は早く着替えろ!」

 無我夢中に走っていて、今どこを走っているのかすら検討がつかない。まぁ、言われてみれば、周りの車が少し遅いようにも感じる。



「着替えた!!! そして隼人酔い……。ororororororororo――」

「着替えるの早っ、そして俺の背中に生あったかい鼻にツンとくる液体出すのやめろーー!」

「隼人、めっちゃ具体的に言うのやめて。思い出しorororororororoしちゃうから」

「いやもうしてるから! 生あったかいの感じてるから!!」



 ていうか佳奈、おんぶされたままよく着替えられたな。ていうかなんでおんぶしてるんだ。いかんいかん、こういうの考えてるとまた佳奈が何かしでかすからな。もう吐かれるのはのはごめんだ。



「隼人! そこ右だってばぁ! もう通り過ぎちゃったよ……」

「今度は俺がしでかしたぁぁぁぁぁぁ!!!!」



 ※作者はお風呂に入ってきます。またね

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

あかいろ ちとせ そら @TitoseSora

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ