第55話 夜のような朝に

 ノートパソコンの時刻では午前四時四十九分となっています。いつも通りの時間に自然に目が覚めました。で、頭の体操を兼ねて久しぶりにカクヨムでエッセイのようなものを書いています。


 二日酔いにはなっていなくて指の動きも滑らかです。好調とは言いませんが悪くない出だしになりそうです。このエッセイを書き終わりますと平常運転となり、らっかみ!のリアクションの続きに取り掛かります。PBWですね。なるべく早くに終わらせてノクターンノベルズで連載中の「まずはセックスから始めよう」の四十四話を書かないと。

 大人気には程遠いのですがブックマークは七十一になります。筆名はややふざけて「からちゅ」を名乗っています。それだけの数の読者が続きを待っていてくれています。数の力なのでしょう。考えただけでやる気がみなぎってきます。


 小説のコンテストにもちょこちょこと作品を出しています。使い回しも多いです。どの投稿サイトもそうですが、これ程までに作品数が多いと自作など、一度も目にしたことがないという方々が大半でしょう(読者や審査員の方々を含めて)。なので使い回しを堂々としますし、今後もします。その間に別の作品を書いて忘れた頃に結果が出ます。この繰り返しにかなり慣れました。


 使い回しとは少し毛色が違うと思いますが、以前にエッセイで大賞を獲った作品を私小説にしたものをコンテストに出したことがあります。カクヨムにもあります「私の二つ目の心臓は止まっている」です。結果は掠りもしませんでした。元は二千字足らずのものなので別物になっているとは思いますが。


 私が小説を書き始めて二十年を軽く超えました。ショートショートや短編で受賞して、エッセイでは大賞を獲りました。俳句の佳作や五行歌の入選もありましたね。雑食で手当たり次第に賞に応募して自分アピールに必死でした。その受賞の先に繋がる展開を期待して奮闘しました。

 それがここ最近、良い感じで力が抜けました。自作に過大な期待を持たず、書いては出すという行動を当たり前のようにしています。実際に出したことを忘れて思わぬ朗報をいただくこともありました。


 それでいいのだと思います。書くことが楽しくて、いつまでも続けていたいという気持ちを優先させて、今の自分らしさに一定の満足をしています。これからも内なる声に耳を澄まし、「らしさ」を追求していきます。良い感じで頭のエンジンが掛かってきましたので、ここで終わります。

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エッセイで主役の私ですが冷静な目で見ると妙におかしくて困ってしまいます 黒羽カラス @fullswing

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