野球拳式クイズ対決 ～突撃！隣の脳筋娘・水無月茜篇～

『作中用語解説(茜篇の登場分)』

【ダブルヘップバーン】

　水無月（みなつき）茜（あかね）とその友人を指す言葉。

　茜は和製オードリーであり、友人が和製キャサリン。

　オードリーとキャサリンの両名を知らない人は両親か祖父母に訊いてみるといい。

【トランジスターグラマー】

　有りのままの水無月茜の様な体型の女の子のこと。

　語源はトランジスターラジオから来ていると言われている。

　トランジスターラジオを知らない人はスマートフォンばかり弄っていないで過去の高機能グッズについて関心を持とう。

【アブドゥアー】

　マイク・アブドゥーが開発した座って使う椅子型の腹筋トレーニングマシーン。

　マシンではなく、マシーン。

　アブドゥアーのアブが、アブドミナル(腹筋)由来なのか、開発者のアブドゥーの名を由来しているのか、それは永遠の謎。

　アブシリーズの一種。

【アブドゥアーエクストリーム】

　アブドゥアーの進化型。

　恐らく、よりアブないエクストリームなマシーンに進化している。

　アブシリーズの一種。

【時間停止（タイムストップ）】

　地の文（ナレーション）を担当する謎の存在が使う技。

　使うと時間を停止することが出来る。

　謎の存在は性別が男らしいと噂されている以外は一切が謎に包まれている。

【時間遡行（タイムリバース）】

　地の文（ナレーション）を担当する謎の存在が使う技。

　使うと時間を任意の時間に巻き戻すことが出来る。

　謎の存在は一人称が俺である。

【モチのロン】

　これは勿論、もちろんのこと。

　モチとロンを分けることで、もちろんという言葉を強調できるかもしれない。

　合点承知之助（がってんしょうちのすけ）、よっこいしょーいち、あたり前田のクラッカー、レッツラゴーなどと同じく、使用者が激減している絶滅危惧用語（レッド・ワード）である。

　各種絶滅危惧用語（レッド・ワード）の使用例↓

　○霧子（きりこ）は「よっこいしょーいち」と言いながら椅子から立ち上がった。

　○霞（かすみ）に理事会の決議書へサインを求められた霧子は思わず「合点承知之助よ！」と言った。

　○霧子は私が物知りなのは「あたり前田のクラッカー！」と言って谷間からクラッカーを取り出した。

　○さあ、今から霧子の寝室へ「レッツラゴー！」

「殺すわよ？」※霧子の声※

【全問不正解（ノーヒット）】

　野球式クイズ対決用語、

　試合中にまだ一度も正解していない状態のこと。

　ルールブック・表(改訂版①)より抜粋。

【絶頂の瞬間（クライマックス）】

　脱衣シーンのこと。

　特に女性の脱衣シーンに於いてこの言葉を使われる。

【折檻】

　通常は「せっかん」と読む。

　しかし、霧子が使う場合は「おしおき」と読んでも間違っていない。というより、「せっかん」にしても「おしおき」にしてもこんなことを頻繁に言う女子高生は怖い。

「余計なこと言うと折檻するわよ？」※霧子の声※

【私がルールブックよ】

　唯我独尊な霧子が言った言葉。

　元ネタは二出川（にでがわ）延明（のぶあき）という人物なので、知らない人は昔の野球について調べてみよう。

　因みに、太陽はなぜか二出川延明を知っている。

　余談だが、二出川延明は元ネタとなった言葉を一度も言ったことがないらしい。

【１セント硬貨（ペニー）】

　アメリカ被れにはお馴染みの言葉。

　俗にペニーローファーと言われるローファーに挟むのはこの硬貨でなくては全く意味がない。

　因みに、霧子の履いているローファーに挟んである１セント硬貨（ペニー）には表裏どちらにもリンカーンが描かれている。これは超希少な表裏がないエラー硬貨である。

【審判の財布（ジャッジマンズ・ポケット）】

　試合の対戦者のいずれでもない中立の着用物入れのこと。

　審判と書いてあるが、正確には審判の物でもない。

【サッカリン】

　甘い考えの人を指す言葉。

　とても甘い。

　どのくらい甘いかというと、アイドルと本気で付き合えると思っている童貞(処女)と同じくらい甘い。

　※童貞(処女)をバカにする意図は一切ありません。彼(彼女)らは清い精神の持ち主です。

【ラグドゥネーム】

　最上級に甘い考えの人を指す言葉。

　想像を絶するほど甘い。

　どのくらい甘いかというと、フィクションの中に出てくる取り柄もないのに努力もしないで人気者や英雄になってモテモテになる主人公がカッコいいと思っている童貞(処女)と同じくらい甘い。

　※童貞(処女)をバカにする意図は一切ありません。彼(彼女)らは清い精神の持ち主です。

【否バウアー】

　否の最上級。

　悪のりにより誕生した言葉。

【絶対に無いということは絶対に無い】

　霧子の言葉。

　矛盾している様で矛盾していなくて、やはり矛盾しているメビウスの環の様な言葉。

【脳筋娘】

　スポーツ一辺倒でおバカな女の子。

　バカな女ではなく、おバカな女の子。

　脳筋娘の大多数が九九の７の段は壊滅的。

「ボクは出来るよ！しちしにじゅうはち！しちはごじゅうろく！」※茜の声※

【１点突破（ワンフォーオール）】

　野球式クイズ対決用語。

　全て早打ち(ホームラン狙い)の回答スタイルを指す。

　ルールブック・表(改訂版①)より抜粋。

【小休止（インターバル）】

　野球式クイズ対決用語。

　５回裏終了時に設けられている１０分間の休憩時間のこと。２０～３０分間の場合もある。テレビの収録では常にカットされる。

　ルールブック・表(改訂版①)より抜粋。

【生の裸体】

　写真や動画やＶＲや作り物ではなく、目の前に確かに存在している本物の裸体。特に女性の裸体。

　童貞が夢見るもの。

【童貞】

　新入（にいり）太陽（たいよう）のこと。

「ちょっと！やめてくださいよ！」※太陽の声※

【臨界点】

　野球拳式クイズ対決で脱衣を重ねて全裸になること。

【おっぱい】

　男の大好物であるＯＰＰＡＩのこと。

　関係ないが、ＯＰＩＰはおっぱいいっぱいのことである。おっ（Ｏ）ぱい（Ｐ）いっ（Ｉ）ぱい（Ｐ）である。

【二人だけの秘密】

　霧子と太陽の試合結果及びその内容。

【バベルの塔】

　嘗（かつ）て人々の言葉が一種しかなかった時に建造され、天高く突き刺したその塔は神々の世界をも侵食し、やがて神々の怒りを生み、人々の言葉は別々になったという伝説（フィクション）がある古の建造物。

　もしくは、エレクチオンした太陽のアレ。

【童貞の男】

　悲しき生物。

　または新入太陽のこと。

「もうやめて！」※太陽の声※

【イエスの股間（バベル）もイエス】

　生前の彼も恐らくバベルの塔を建造したはずである。

【金の斧】

　股間のバベルの塔の別名。

【あの日のキス】

　あの日の情熱的なキス。

「情熱的じゃないわよ！」※霧子の声※

【カチンコチンコ】

　カチンコチンのチ○コ。

【太陽のバベル】

　新入太陽の股間のバベルの塔。

【完全寮】

　３ＬＤＫという豪華な寮。

　※詳しくは第１０話参照。

【準完全寮】

　一般的な寮より少し良い設備の寮。

　※詳しくは第１１話参照。

【自由寮】

　ワンルームで簡素な普通の寮。

　※詳しくは第１１話参照。

【掃除屋（スイーパー）】

　寮の掃除を行う職員。

　全て女性。

　コルトパイソンは持っていない。

【道・理・ま・せ・ん！】

　道理が通らないこと。

　絶対に認められないこと。

【監視員（ベアード様）】

　私立剣ヶ峰学園の平和を見守る職員。

　黒くて１つ目の西洋妖怪ではない。

【門番（ヘイムダル）】

　私立剣ヶ峰学園の平和を守る職員。

　見守るのではなく、物理的に守る肉体派。

　他の学園ならば、男が勤めるが、剣ヶ峰学園の職員は全て女性である。

　元ネタは北欧神話。

【蚤の心臓（グラス・ハート）】

　童貞の心。

　彼らはとても臆病で簡単に傷ついてしまう小心者である。

　もし読者に童貞の知り合いがいたならば、くれぐれも童貞に対してそれをバカにしたり、笑い者にしたりするのはやめてあげて欲しい。

　この世に生まれる時、人々はみんな童貞と処女として生まれてくる。

　ここまでスクロールしてくれた稀有な読者諸君、君達には特別に本編でまだ明らかにしていない設定をいくつか教えてあげよう！

【私立剣ヶ峰学園】

　私立剣ヶ峰学園は、剣ヶ峰財閥が創設した由緒正しき学園である。

　基本となる学部は初等部から高等部まであり、その生徒総数は三千人を超える。なお、それらとは他に剣ヶ峰学園には専門学部があるため、その生徒を含めると生徒総数は軽く五千人を超える。

　学園の敷地は専門学部の敷地を含めると小さな街よりも広く、ハイテクと自然との共存が実現された水と緑が溢れる未来都市の様相を呈している。

　初等部から高等部までの生徒の内訳は半数以上が初等部であり、中等部と高等部の生徒はそれほど多くない。※高等部と同等の年齢に相当する専門学部の生徒は千人以上いる。

　なお、大学生に当たる学部はなく、私立剣ヶ峰学園大学が私立剣ヶ峰学園とは別に存在している。※剣ヶ峰学園のエスカレーター組であっても剣ヶ峰学園大学への入学は受験を経て入学しなければならない。

　剣ヶ峰学園の中等部及び高等部の生徒がさほど多くない理由は、剣ヶ峰学園中等部及び高等部が元女子校であり、共学となった後も男子生徒は初等部からのエスカレーター組であっても受験を経て私立剣ヶ峰学園へ入学しなければならないためである。その受験の合格者が少ないため、剣ヶ峰学園の男子生徒は数が圧倒的に少なく、そのために中等部及び高等部の生徒総数が比較的に少なく推移している。

　ちなみに、エスカレーター組の男子は現在の剣ヶ峰学園と同じく共学となり、名称が変わった私立桐ヶ崎学園の中等部及び高等部へ受験なしで入学することが出来る。

　桐ヶ崎学園は剣ヶ峰学園男子中等部及び高等部が改名したものである。そのため、桐ヶ崎学園には初等部は存在しない。

　なお、剣ヶ峰学園のエスカレーター組の女子生徒が桐ヶ崎学園中等部及び高等部へ入学する場合、男子生徒と同様に受験を経て入学しなければならない。

　要約…剣ヶ峰学園初等部は昔から変わらずずっと共学であり、剣ヶ峰学園の中等部及び高等部は以前はそれぞれ剣ヶ峰学園女子学部と剣ヶ峰学園男子学部に分かれていたがどちらも共学となった。その際に男子中等部及び高等部は私立桐ヶ崎学園へ名を変え、初等部の女子または男子が中等部の元男子校または元女子校へ入学するには受験が必要となり、それは中等部から高等部へ上がる際に通う学園を変更する場合も同じく受験が必要である。

　エスカレーター組にも関わらず受験をして中等部及び高等部へ入学した生徒は、通常の受験組である外部生と区別するため、内受生（ないじゅせい）または交差組（クロス）と呼ばれている。

　剣ヶ峰学園中等部及び高等部、桐ヶ崎学園中等部及び高等部には、内部生(エスカレーター組)、外部生(受験組)、内受生(交差組（クロス）)の三種の生徒が存在していて、中等部で剣ヶ峰学園また桐ヶ崎学園に受験を経て入学し、高等部へ上がる際にもう一度逆側へ受験経て入学するという二度の受験を経た生徒は、内受生の中でも異質であり、それらの生徒は二重組（ダブル）と呼ばれている。

　二重組解説…例えば、エスカレーター組の女子が初等部から中等部に上がる際に受験を経て桐ヶ崎学園中等部へ入学し、高等部へ上がる際にもう一度受験を経て剣ヶ峰学園中等部に入学するのが二重組（ダブル）である。※男子の場合は剣ヶ峰学園と桐ヶ崎学園の入学順序が逆となる。

　中等部および高等部の共学について…共学化した理由はたった二人の女子生徒による改革案を採用したためであり、その二人の女子生徒とは剣ヶ峰（けんがみね）霧子（きりこ）と桐ヶ崎（きりがさき）霞（かすみ）である。

　彼女達はある理由から中等部および高等部の共学化案を幼少時から打診しており、それが採用されて共学化を果たした。

　剣ヶ峰学園高等部及び中等部の男子生徒の数…クラスに数人いる程度であり、中等部を含めてどの世代も似たような状況。元剣ヶ峰学園男子学部である桐ヶ崎学園の女子生徒数は剣ヶ峰学園の男子生徒よりは若干多め。これは剣ヶ峰学園よりも桐ヶ崎学園のほうが外部生及び内受生の異性による合格者がやや多いためである。

　なお、剣ヶ峰学園と桐ヶ崎学園は道路(剣ヶ峰財閥の私有地)を挟んで向かい合った位置にあり、桐ヶ崎学園も剣ヶ峰学園と変わらぬ設備がある。

　また、専門学部の敷地と剣ヶ峰学園大学の敷地も付近にあり、広大な敷地一帯が剣ヶ峰学園及び桐ヶ崎学園関連の私有地となっている。

　初等部は多くの生徒が自家用車で送迎されているが、中等部および高等部は社会学習も兼ねて公共交通機関の利用を推奨している。そのため、中等部および高等部は送迎車による登校者は少なく、寮生がいる高等部は中等部よりもさらに少ない。

　緊急時は剣ヶ峰財閥の自家用ヘリが数百機フル稼働して生徒を送迎することもあるが、基本的には生徒の自主独立性を高めるために中等部以後は送迎はしないのが通例である。

　敷地の広さ故に剣ヶ峰学園や桐ヶ崎学園と名の付くバスの停留所が多数存在しているが、それらを利用するのは剣ヶ峰学園及び桐ヶ崎学園の関係者のみである。

　剣ヶ峰学園及び桐ヶ崎学園関連の私有地が広すぎるため、最寄り駅までは歩いて４０分以上かかるため、駅(自宅含む)と学園の行き来の手段として自転車、セグ○ェイ、バイク、一輪車、ローラースケート(ブレード)、馬、その他各種乗り物の使用が認められている。※何れも届け出が必要。

【桐ヶ崎（きりがさき）霞（かすみ）】

　○霧子の使用人（メイド）。瞼を開いた時の上瞼のラインで真っ直ぐに切り揃えた前髪が特徴的な黒髪ショートヘアの美女。いわゆる揉み上げ部分は切り揃えていない。霧子と二人きりの時にはよく笑うが、他者がいるときは常に無表情を心掛けている。ただし、わりと簡単に表情は崩れる。霧子の傍から片時も離れないことから「影の使用人（シャドウ・ストーカー）」と陰で呼ばれているが、それを本人の前で言うと言った相手に激昂する。場合によって(主に桐ヶ崎学園の男子生徒相手)は手(足)も出すため、本人の前で言うのは禁句とされている。また、中等部時代に男子生徒に影の使用人（シャドウ・ストーカー）と呼ばれた際、言った相手に対して激昂した後で、最後に影の守護神（シャドウ・ガーディアン）を自称したが、その名を現在の本人の前で言うと赤面しながら激昂するので、こちらも同様に禁句とされている。なお、影の支配者や氷の美女という名も持つが本人は何れも認めていない。霧子と揃えて呼ぶときは学園の双璧、二人の支配者などと呼ばれている。普段から女子生徒用の制服ではなく特注の黒いタキシードを着用しているため、本人の前では彼女を王子様（プリンス）と呼ぶのが剣ヶ峰学園の女子生徒では常識となっている。その理由は霞の服装だけではなく、常に女帝（クイーン）(霧子)の傍にいることも影響しているが、なぜか皇帝（キング）ではない。ただし、霧子も女帝（クイーン）であり、エンプレス(女帝の英訳)ではないため、霞がキングでもエンペラーでもなく、王子様（プリンス）なのは特に気にすることではない。

　○身長…１７６センチ

　○体重…５９．９キロ※本人曰く６０キロではないが、髪を伸ばすと６０キロを超えるらしい※

　○バスト…８８センチ

　○ウエスト…５９．９センチ※本人曰く６０センチではないらしいが、食後は６０センチを上回るらしい※

　○ヒップ…８８センチ

　○例の数値…０．５０※ピッタリ身長の半分※

　○握力…左・６４キロ、右・６４キロ※成人男性の平均よりかなり高い数値※

　○備考…格闘技や武術に長けていて、成人男性十人相手にしても負けず、武器を持たせたら一騎当千。霧子に匹敵する知能と知識を持つが、その内容は偏っている。

　○機密情報…実はわりと乙女チックな性格であり、某漫画のタキシードで仮面をつけたキャラに憧れている。トランプを投げて野菜を切ることが出来る。好物は無添加のトマトジュース。牛乳が苦手で飲めないが、なぜか低脂肪乳は飲める。実は中等部までは…(以後の文字は霞んでいて読めない)