あとがき
書きおわりました〜
どへんたい設定&いやいや、それはズルイでしょ的ミステリーw
はい。途中で犯人変えました(°▽°)
だって、素直すぎるかなぁと思ったので。
変える前の犯人、誰だったかって? 気になりますか? じゃあ、この文章の最後に書きます。ネタバレになるので、ちゃんと推理したい人はさきに本文を読んでください。
クトゥルフとの対決、と言いつつ、ほとんど戦闘描写はなかったですね。クトゥルフは夢をあやつるって部分に焦点をあてたので、精神攻撃に比重が高くなりました。
ほんとはもっと、いろんな夢がグッチャグッチャになって、読んでる人も書いてる本人も「わあっ、わけわからーん!」ってなるようなシュールな話にしたかったんですが、理詰めのミステリーとかけあわせてしまったことで、あんまりシュールになりませんでした。
このミステリー部分のほうは、もとはクトゥルフ回のために考えてたものではありません。前にフォロワーのあるかたと話してるときに、一回くらいヨーロッパの古城とかでクローズドサークルの本格ミステリーがあってもいいですねって話してたので、シリーズが完結してしまう前に、その約束を果たそうと思ったわけです。だいぶ、なんちゃってなミステリーになってしまいましたが、いちおう、なんとか……。
ちなみにこのミステリー部分ですね。なんとなくの設定を思いついたのは、ずいぶん前でして、イケメンばっかり集めたBLミステリー的なやつ。そのなかでも特別に美形の少年がいて、容疑から一番遠いとこにあるんだけど、じつはこの美少年が犯人……か? というようなストーリー。今回で言えば、青蘭がその役だったんですが、異端狩りで似たような話を書いたので、もういいかなと思ってたネタでした。もうミステリー部分だけではストーリーが薄いので、今回、クトゥルフと合体させて使えたからラッキーだったかな。
ただですね。最近、青蘭を女の子にしたノーマルバージョンを裏で改稿中でして、そっちのほうでは必然的に、この第十一部は息子たちが全員、娘たちに変更になる予定です。ノーマルバージョンはカクヨムでより多くの読者に読まれるために出すだけなので、内容はまったく同じで、ただBL要素をぬくだけです。
その場合の一番の悩みの種は、清美ですね。腐女子設定をどうしたらいいのか……龍郎と青蘭がイチャついてるのを撮影して喜んだりしてるけど、青蘭が女の子になると、それが成り立たないなと。うーん。でも、腐女子は清美の大事な要素の一つだし。清美のハッチャケた性格は、このシリーズにとってなくてはならないし……。
ヒロインを女の子にすることよりも、そのまわりの腐女子の存在のほうが手にあまるっていうw
さて、今回も大変なとこで終わりました。神父の正体がアレなのか? なんてことも出てきて、もうどうなるんでしょうね。
ほんとはもっと今回のなかで三角関係が進むと思ったんですが、意外に神父とのからみが少なかった。次回こそは……でも、次回は龍郎サイドと青蘭サイドで別々に進行していくことになりそうです。最後のあの感じだと、龍郎はルリムの世界に軟禁されますからw
最初のころ、このシリーズは全二十巻くらいの気持ちでいたんですが、この調子だと、まもなくシリーズ完結しそうです。
前回のあとがきで、十五部くらいかなぁと書きましたが、次回、たぶん、クトゥグアとの対決になるかなぁ。
そのあと、ちょっとまだ細かいとこ、どういうシチュエーションでそうなるのかわからないですが、青蘭がアレして、〇〇編になって、龍郎がああなって、その次あたりでラストなので、もしかしたら、短いと、あと三冊かも?
ラスト近くはいろいろ複雑になっていくので、続けて今すぐ次巻を書けるかと言われれば、ちょっと構想を練りたいなと。次のラストあたり「ええーッ!」という終わりになるかも……。
次回もお楽しみに〜
今回はオマケなしです。すいません。
※ネタバレ注意!
変更前の犯人はクレメンスでした。クレメンスを想定してた人はそこそこ当たりですw
宇宙は青蘭の夢をみる11(旧題 八重咲探偵の怪奇譚)『アザトースと賢者の石編』〜ルルイエの夢魔王〜 涼森巳王(東堂薫) @kaoru-todo
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