あとがき

 書き始めたきっかけは憂鬱なご時世、楽しいほっこり笑えるそんな物を書きたいと感じていたからでした。

 息子くんとの生活の中、楽しかったり笑ったり驚いたり毎日何かが起きる、それは千や百の悩み事の中の一でしかないけれど集めてみたらキラキラしていて、いつか息子くんが大人になって読む機会があればと筆を取りました。

 ここに挙げた話は息子くんと過ごしてきた時間の中のほんの一部で実は大変なことの方がたくさんたくさんあるのだけど。

 ママの願いは叱らない日が欲しい、そんな毎日なのだけど、やっぱり思い返せばたくさんの笑顔があった。

 百話というのは初めから決めていたのですが、百話を書く間にもたくさんのことがありました、中でも一番大きいのは息子くんのばぁばの逝去でした。

 思い出の中に今もいつも一緒に笑っている、思い出すのが辛くて書くのが怖くなったりしましたが、書くことで思い出をママは残せる、その力があるならいつか息子くんがこれを読んだ時に笑顔で「オカン何書いてるねん」と言えるように、そんな願いも生まれたりしました。

 今も尚、色んな毎日がありこれからもたくさん思い出は増えていくけれど、その前に少しだけ楽しい時間を思い出を書いていつか息子くんに伝えたい、そんな小さなお話でした。

 目にしてちょっとだけ愉快で楽しいママの思い出に笑顔になれたなら幸いです。

竜胆

 


 

 

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

懐かしくもほろ苦い息子くん 竜胆 @rindorituka

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ