異世界帰りの英雄曰く

作者 涼暮皐

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★★★ Excellent!!!

「異世界帰り勇者小説」
このご時世、掃いて捨てるほどありふれたジャンルである。

そして、良質のモノがめったに見つからない、スコッパーにとって修羅のジャンルでもある。

同志諸君、安心していただきたい。

主人公、まっとう(?)な方です。良質な現代伝奇モノです。

作者様に感謝を。

★★★ Excellent!!!

壊れる日常、その裏側で始まる非日常。
どこか歪な青年と、何かを抱えた少女のボーイミーツガールから始まる物語。

―――その空気感、その語り口、その世界観。既に失われてしまったと思っていた、二度と目にすることはないだろうと思っていた。
けれどもこれは紛れもなく、かつての我々が愛したゼロ年代の現代伝奇物語だ。

だが否、それだけでない。
この作品は『異世界帰り』というここ十年で隆盛を極めた要素を取り入れることで、既存の伝奇物と大きく一線を画している。
つまりいうなれば、これは20年代に生まれ落ちた、新たな現代伝奇物語なのだ。

簡潔に感想をいえば、至高。その一言に全ては尽きる。
――是非、ご一読あれ。

★★★ Excellent!!!

異世界に飛ばされ、現代に帰ってきた高校生。
普通を自称するものの、彼は異世界の記憶と経験が根付いていた。
当時は聖剣という特殊な武器を振るっていたが、帰還の歳に喪った。
それでも、一度得た特異性が消えることは無く……
骨折程度では怯まなないし、脅威を理解しても引くことは無い。

英雄だった残滓を持つ主人公が、
現代に生きる魔術師の少女と出会い、
住んでいる街で起きている事件の調査を始める話。
今はまだ出会ったばかりで、ちぐはぐな印象を感じますが。
どこか欠けている二人が、それを補う良好な関係を築いてくれると嬉しいところ。
これからの展開が楽しみです。

★★★ Excellent!!!

「――オレ、実は前、異世界に飛ばされてたことがあって」

普通の高校生、大須黒輝(くろすだいき)。

聖剣を携え、勇者と呼ばれ、強大な力で魔王を倒した。
そうして地球に帰還した大須は、全ての力を失い、
ただちょっとだけ土壇場慣れしたごく普通の高校生に戻ったのだ。

しかし、戻ったはずの日常を送る元英雄に、二度目の非日常が襲う。

普通の高校生となった大輝が魔女、鳴見熾(なるみおき)に左腕を拳で打ち抜かれるボーイミーツガール。

現れたのは魔物、この地球上で大輝にしか縁のないモノのはず?

「――私と、ひとつ契約をしない?」

でも、契約を持ちかけた魔女は年下の中学生で!?

「――私を、魔女とは、呼ぶな」

魔女とは呼んではいけないらしい?

でも、ここだけの話、大輝にはいつの間にか妹が生えていたんです。(はい?)

ー本当に、大輝は日常を取り戻していたの?

正統派現代伝奇にして異能バトル、ここに開幕。


異世界経験でズレまくりの元英雄と、実はちょっとぽんこつな魔女、日常と非日常のギャップが織りなす話は面白いぞ。